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観光客の透析制限 八重山、高齢化や患者急増で

琉球新報 5/12(金) 8:30配信

 【石垣】八重山で人工透析治療を実施する県立八重山病院、石垣島徳洲会病院、よなは医院の3医療施設は11日、市内で会合を開き、急増する透析患者への対応を協議した。この中で最も透析治療機器が多いよなは医院は5月から観光客の透析治療受け入れを制限していることを報告した。会合には県、市の担当者も出席した。
 施設側によると、3施設が安定的に対応できる透析患者数は166人で最大でも176人という。ところが腎不全患者や高齢者の増加により透析者数は今年4月末で169人に上り、16年末よりも10人増加した。観光客の透析治療は予約制で、年間200人程度が治療を受けている。このままでは全患者への対応が困難となる可能性がある。
 施設側は人口増加に伴い透析患者も増えると見込んでいる。治療機器の導入・医療スタッフの確保は容易ではないことから、観光客の透析制限をしても、このままでは地域の透析医療を賄いきれないと強調した。
 よなは医院の与那覇朝樹院長は「このままでは八重山で透析治療を受けられない人が出てくる。生活習慣病の市民も多いが、早期に治療すれば透析にいたらない可能性もある。透析患者をこれ以上増やさないためにも、早期受診・早期通院をしてほしい」と呼び掛けた。

琉球新報社

最終更新:5/12(金) 8:30

琉球新報