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ジョセフ日本、これがヨーロッ破3カ条だ!W杯悲願の8強へ

サンケイスポーツ 5/12(金) 7:00配信

 ラグビーの2019年W杯日本大会1次リーグ組み合わせ抽選会から一夜明けた11日、日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、47)が大津市内のホテルで会見した。アイルランド、スコットランドなどが入ったA組を突破し8強に進むため、「スクラム」「欧州勢との試合」「幅広い人材育成」の“強化3カ条”を強調。欧州勢対策を意識したチーム作りに着手する。

 琵琶湖の眺めが美しいホテルの一室。ジョセフHCはリラックスした表情で話を切り出した。

 「どうチームを作っていくかが明確になった」

 アイルランド、スコットランドに今後決定する2チームを含め、欧州4チームが集まる可能性があるA組。明確になったのは、3点の強化策だ。

 〔1〕スクラム

 ボールを散らし個人能力の高さと総合力で勝負する南半球勢と違い、欧州勢の特徴のひとつがスクラムなどセットプレーを重視するところ。日本はキックで相手の陣形を崩し、組織的に重圧をかけて素早い展開で大きくボールを動かす。スクラムが劣勢だと起点の部分で後手に回ることは、FW第3列出身のジョセフHCも熟知している。

 「2015年の成功の大きな要因はスクラムが安定したこと。特効薬はないので、前に歩み続けることが大事だ」

 15年W杯イングランド大会では元フランス代表HOのマルク・ダルマゾ氏(50)の指導でスクラムを強化し、1次リーグ3勝。PRで03年W杯に出場し、ヤマハ発動機のスクラムをトップリーグ屈指のものに育てた長谷川慎コーチ(45)が引き継ぎ、強化の両輪のサンウルブズもスーパーラグビー(SR)で成果をあげている。

 〔2〕欧州強豪と対戦

 ジョセフHCは「強豪国に挑戦することが成長につながる」と強調した。前日本代表HCのエディー・ジョーンズ監督(57)率いる北半球最強のイングランドとは03年を最後に対戦がない。19年W杯では準決勝以降でないと当たらないこともあり、W杯前に“因縁”の対決が組まれる可能性もある。

 〔3〕人材育成

 来年以降、サンウルブズも含め70人程度の選手で強化を継続することも明言。幅広く人材を育成しながら、「ベテランはあと2年テストマッチで戦えるか、若手はこのレベルに達しているかを見極める」と本格的な選考にも取りかかる。

 10日の抽選会終了後、ステージ上でニュージーランドのスティーブ・ハンセン監督(58)とジョーンズ監督にはさまれてインタビューを受けたジョセフHC。「マグロの中のイワシのようだった」と振り返ったが、2年後にはクジラのように大きくなり、大魚をのみ込んで準々決勝へ進む。

最終更新:5/12(金) 9:07

サンケイスポーツ