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『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』“Great Masters' GP”開幕! 東日本地区予選を詳細リポート

5/12(金) 12:02配信

ファミ通.com

取材・撮影:編集部 コンタカオ

●『ジョーカー』シリーズ最後の公式大会、ついに開幕!
 2006年12月28日より始まった『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』シリーズ。新しいタイトルが登場するたびに進化を遂げ、全国のモンスターマスターたちが熱いバトルをくり広げてきたこのシリーズも、2017年2月9日に発売された『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』(以下、『DQM-J3P』)で完結を迎えました。

 そんな『ジョーカー』シリーズラストを飾る『DQM-J3P』公式大会“Great Masters' GP”が、いよいよ開幕! 2017年5月3日に大阪で開催された西日本地区予選に続き、2017年5月7日に東京都内で開催された、東日本地区予選の模様をリポートします。ちなみに、決勝大会は“ドラゴンクエスト夏祭り2017”内にて、2017年8月5日に開催予定とのこと。しかも、スクエニ メンバーズ予選がただいま絶賛開催中なので、まだまだ間に合うタイミングです。

 シリーズラストにふさわしく、シリーズの人気モンスターが多数登場し、戦略を大きく変える新特性やとくぎなども追加された本作の対戦。中でも“ライド合体”は、『DQM-J3』で構築した戦術をイチから考え直させるほどのインパクトがありました。それだけに、モンスターマスターの皆さんがどのような戦術を編み出したのか、気になる方も多いでしょう。

 今回は“プロフェッショナル”の中のプロを決める場所ということで、前回のような年齢別カテゴリー制は撤廃。老若男女関係なく、いちばん強いモンスターマスターを決める大会なので、会場は幅広い年齢層の参加者がちらほら。前回大会でも入賞した方、家族連れの方も多くいらっしゃいました。

 本予選では、第1から第12ブロックに分けられた予選トーナメントを勝ち抜いた12名は決勝トーナメントで争い、優勝と準優勝の2名が決勝大会への参加権を勝ち取ることになります。
 予選トーナメントのルールは以下の通り。
■グランプリモード
■5ラウンド、作戦はAIのみ
■入れ替え禁止、同系統使用オーケー・アクセサリーフリー
■入力時間は15秒以内
■“Guest”マークがついたモンスターは使用不可

 これが、決勝トーナメントになると、ルールは以下に変わります。
■カスタムルール
■5ラウンド、作戦はフリー
■入れ替え1回まで、同系統使用オーケー・アクセサリーフリー
■入力時間は15秒以内
■“Guest”マークがついたモンスターは使用不可
※準決勝・決勝戦は10ラウンド、入力時間30秒以内に

 つまり、予選トーナメントでは対AI、決勝では入れ替えアリ作戦フリーで挑むことになるので、それぞれで別の戦いかたを見せないと、なかなか勝ち上がるのは難しいという状況なのです。しかも、今回はライド合体も……。ということで、かなり白熱した対戦がくり広げられました。
 まだこれからスクエニ メンバーズ予選が控えているので、ざっと気になったポイントだけピックアップしていきましょう。

●おなじみの戦術も新しい挑戦も……トーナメントは白熱!
 本大会のパーティでよく見かけたモンスターは以下のような感じ。()内は個人的な印象です。

・堕天使エルギオス(耐性の高さでみがわり要員に)
・ゴメちゃん(合体特性の“神の涙”がアツい。スキルも優秀ですし)
・WORLD(合体特性の“究極こうどうはやい”ですかね。スライダーガールに魔戦士ヴェーラも人気)
・スラキャンサー(基本能力が高いうえに、“しっぺがえし”に合体特性の“つねに体返し”が強烈)

 ほかにも、西日本大会で猛威を振るった(?)ゴールデンコーンに、おなじみのアトラスや海のまもりガメといった面々も。やはり守りを固めるモンスターのメンツはある程度、決まってくるようです。

 スキルや特性に関しては、4枠で亡者の執念にリザオラル、すてみにラウンドゼロといった、伝統のパーティは健在。フォースドハック、カラミティウォールにファントムレイザー、おすそわけと根に持つタイプなども目立ちました。ラウンドゼロにパーティチェンジをうまく使うマスターも多かった印象です。Wi-Fi対戦でも人気の戦術をうまく組み込んでいて、皆さんがこの日のために練り込んできたことがよくわかりました。破魔の舞などで相手のMPにダメージを与えまくって、早めに手を封じる戦術もよく見られましたね。おおむね、最初のターンは準備、次のターンで様子見、そこから連携などで一気に大ダメージ、もしくは大量のジャッジポイント獲得を狙うという流れだったのですが、トーナメントが進むにつれて上記のスキルや特性への対策を十分とっているパーティが多く、最終ターンまでもつれ込んでジャッジポイントで勝敗が決まる対戦が続出しました。

 12名の猛者が決勝トーナメントに進み、いよいよ大会は佳境へ。西日本大会ではシード選手は勝ち上がれなかったそうですが、東日本大会では、シード選手のまさひろ選手が決勝へ。『DQM-J3』のGreat Masters' GPで東京地区予選を突破した猛者、ぱちょん選手もシードから決勝まで勝ち上がりました。

 決勝戦に進んだおふたりのパーティの登録モンスターは、以下の通り。
[まさひろ選手]
・メイン
プチットガールズ/スライダーガール/ももいろ三姉妹
・スタンバイ
ゴールデンコーン/ヘルクラッシャー

[ぱちょん選手]
・メイン
メタルゴッデス/WORLD/魔戦士ヴェーラ/創造神マデサゴーラ
・スタンバイ
凶鳥フレス/ギュメイ将軍/レオパルド/拷問王イッタブル

 前大会で優勝したときと同じ緑のシャツを着てきたというぱちょん選手、筋トレと大学院の卒業研究を犠牲にしてきたというまさひろ選手。かたや大会ではおなじみの実力者、かたや公式大会初参戦というダークホースによる決勝戦は、静かな幕開けで始まりました。
 最初はお互い準備に専念。合体と解除、だいぼうぎょに星降りのサンバ、テンション上げる下げると、一進一退の攻防が続きますが、すてみからのあがき、冥界の霧からのグランドクロスがハマって、まさひろ選手が見事に勝利を収めました!

 これで西日本地区予選からゆめくい選手とGen選手が、東日本地区予選からまさひろ選手とぱちょん選手が全国大会へと歩を進めることが決まりました。残すは、スクエニ メンバーズ予選大会のみ。2017年5月11日時点では、第1回予選のエントリーを受付中。第2回予選も来月に控えています。『ジョーカー』シリーズ最後の“No.1モンスターマスター”を狙うなら、ふるって参戦してみてください。詳細は『DQM-J3P』公式大会ブログを!

 最後に、次ページで全国大会の出場権を手にしたまさひろ選手とぱちょん選手のインタビューをお届けします!

●東日本地区予選準優勝 ぱちょん選手
――いまのお気持ちをお聞かせください。

ぱちょん すごくホッとしています(笑)。『DQM-J3』で決勝大会に出ているので、また今回も行きたいなぁとは、頭の中で漠然と思っていたのですが、最近環境が変わったこともあり、ゲームをする時間があまりなくて、今回の大会用のパーティも昨日作ったものでして……。前回の東京地区予選で着ていた黄緑のシャツを、今日も験担ぎで着てきました。

――全国大会へ行ける自信はありましたか?

ぱちょん いや、全然なかったです。けっこう友だちがいっぱい来ているのですが、その中で誰かしらが決勝大会に行ければいいというくらいの気持ちで。勝ち上がれると思っていなかったので、よかったです。

――今回のパーティのコンセプトは?

ぱちょん メインのパーティは、『DQM-J3』のときに使っていたパーティと同じです。“○○のかまえ”など反射系の技を張りまくって、“遊び人のマイム”からの“テンションシフト”で相手のテンションを下げると、相手のAIがテンションを上げようとするのを利用して、思うように行動させないで勝つというものです。

――まさひろ選手も同じ戦術だったようですね。

ぱちょん そうなんです。僕がやりたかったことをもっと高い次元でやっていて、「こりゃまいったな」と思いましたね(笑)。スタンバイのパーティは、前提条件として、初手で相手の裏のパーティを引きずり出したうえで使うパーティでした。今回もメタルゴッデスに“パーティチェンジ”をさせていたんですが、そのうえで凶鳥フレスの“フォースドハック”からの異常とか“幻魔の獄”で相手の戦力を消耗させながら、10ラウンド耐えて最終ラウンドで倒してジャッジポイントで勝つという目論見がありました。

――予選を通してパーティチェンジを効果的に使われていましたね。

ぱちょん パーティチェンジさえしてしまえば、相手の表パーティは倒したに等しいというか……ひとりのMPを犠牲にしてでも、相手の4体を倒せるなら、十分だと。初手でのパーティチェンジはやっぱり強いと思いますね。

――ライド合体は使ってみてどうでしたか?

ぱちょん やっぱり強いと思うのは、“究極こうどうはやい”組ですよね。WORLD、魔戦士ヴェーラ、スライダーガールとか。そのあたりがめちゃくちゃ強いので、『DQM-J3』の知識がちょっと役に立たないというか。前作までは、1枠×4体を使うことが多かったのですが、合体が入ったことで2枠以上のモンスターも使うようになりました。いままで作ったことのないパーティで変わったこともやれて、すごく楽しかったです。それに、合体すると時間的な余裕ができて、思考する隙ができるんですよね。そこも考えたりしています。

――今回と前作が違うと思うポイントは?

ぱちょん やっぱり“究極こうどうはやい”組への対処には課題ですよね。シンプルに4枠WORLDが強くて対策がなかなか難しいのと、またチェインが強くなっているので、そのあたりも考えないといけません。パーティの相性がすごく重要になっていると思います。

――『ジョーカー』シリーズが本作で最後となりますが、シリーズを遊び続けてきたぱちょん選手はどう感じますか?

ぱちょん 『ドラゴンクエストモンスターズ』が終わるわけではありませんし、ずっと遊び続けると思いますので、次回作を楽しみにしています。

――では、決勝大会への意気込みを!

ぱちょん 前回は3位止まりだったので、今回は優勝して“超しもふり肉”(前大会の優勝賞品)を手に入れたいと思います!

●東日本地区予選優勝 まさひろ選手
――優勝されたお気持ちをお聞かせください。

まさひろ まだ整理ができていないのですが、うれしいです。見ていた人も僕が負けると思ったであろう瞬間もあったと思うんです。(準決勝で)“妖精の笛”で眠らされたときは、メインパーティを捨てて、スタンバイに切り換えましたが、こんなすてみな作戦が成功したのはうれしかったですね。今回はライド合体があって、ライド落ちが頻繁に起きますよね。それをキッカケに負け続けるということがあるので、いかに落ちないようにするか、そこが作戦のキモでした。

――優勝する自信はありましたか?

まさひろ 自信はなかったですね。公式大会に出るのは今回が初めてです。たまたま何かのキッカケでこの大会を知ったのですが、今回は『ジョーカー』シリーズ最後というのを見て、「これは出るしかない」と(笑)。ゲームの大会に出ること自体が人生初ですけれど、出ないと後悔する気がしたので。

――今回のパーティのコンセプトは?

まさひろ AIのみという予選ルールを見て、とにかくAIに強いパーティを作らないといけないと。そこで、Wi-Fi対戦でAIに強いパーティを探しました。壁をたくさん張ったときにテンションが低いと、テンションを上げる行動しかしないということに気付いたので、これは使うしかないということで、AI用のパーティは壁張りと、“大きなため息”と“サゲサゲチョップ”でテンションを下げまくるという作戦にしました。でも、このパーティだと命令戦のときは弱くなりますよね。そこで、命令戦でも戦えるように“かくらんの叫び”を入れるようにしました。“究極こうどうはやい”が1体必要でしたが、それ以外は何でもよかったので、華があるように女性のモンスターを入れました。でも、今回でいろいろな弱点も見えてきたので、決勝大会は見た目に拘らずに行こうと思います。

――スタンバイのパーティは?

まさひろ スタンバイはもうギャンブルですね。もう一発逆転狙いというか、“すてみ”から反射されても“最後のあがき”で倒すという。メインがやられることを想定していたので、そうなったときに一発逆転するためのスタンバイ、という感じです。スタンバイを防御にしていたら、勝っていなかったと思います。

――ギャンブルがうまくハマりましたね。

まさひろ Wi-Fiで対戦していると、暴君バサグランデがすてみあがきにはいちばん向いていることがわかるんですけど、それをパーティに入れちゃうと警戒されてしまうんですよね。ギャンブルするのに相手に悟られると台無しになるので、あえてヘルクラッシャーを入れたんです。そこもうまくいったのかもしれません。

――Wi-Fi対戦で腕を磨いたという感じですか?

まさひろ そうですね。Wi-Fi対戦は楽しいので、ずっと遊んでいます。勝率は……30戦中24戦くらいは勝てるくらいでしょうか。

――筋トレと卒業研究を犠牲に対戦を続けて(笑)。

まさひろ 全国大会まではしばらくあるので、筋トレと研究に戻ろうかなと(笑)。近くなったらまた考えますね。

――ぱちょん選手とはお知り合いでは……。

まさひろ お会いしたのは、今回が初めてですね。前回の大会の動画などは見させていただきましたが。

――今回はまさひろ選手のプレイ動画が公開されるので、今度はまさひろ選手の戦術が研究されることになりますね。

まさひろ そうですね……ガラッと変えて挑まないといけないかもしれませんね。

――決勝大会へ向けて意気込みをお願いします。

まさひろ 言ってしまえばまだ予選なので、決勝大会で勝ってこそ『ジョーカー』シリーズ最後のチャンピオンということで胸を張れるのかなと(笑)。決勝も準優勝じゃなくて優勝して、最後の覇者になりたいですね。

最終更新:5/12(金) 14:04
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