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男子バレー大丈夫か?中垣内ジャパン異常な船出…監督代行にブラン氏

サンケイスポーツ 5/12(金) 7:00配信

 日本バレーボール協会は11日、昨年人身事故を起こして公的活動を自粛している男子日本代表の中垣内祐一監督(49)が当面の活動を控え、元フランス代表監督でコーチのフィリップ・ブラン氏(56)=フランス=を監督代行に起用すると発表した。中垣内氏はこの日始まった強化合宿で選手に騒動を謝罪。合宿などに原則として帯同するが、試合や練習で指揮を執らない方針で、2020年東京五輪に向けて異例の船出となった。

 男子日本代表はこの日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を開始、正式に始動した。関係者によると中垣内氏は、ミーティングで選手に「迷惑をかけた」などと謝罪、状況を説明したという。

 中垣内氏は昨年11月に広島県の中国自動車道で運転中に人身事故を起こし、12月に協会からけん責処分を受けた。協会は検察の判断が出るまで公的な活動を自粛させているが、今年1月末に過失運転致傷の疑いで書類送検されて以降、判断は出ていない。このため、元フランス代表監督でコーチを務めるフィリップ・ブラン氏を監督代行に充てた。

 とはいえ「中垣内体制で2020年東京五輪」という協会の姿勢に変わりはない。中垣内氏は合宿や試合に原則として帯同。コートに立っての指導や試合での指揮など表だった活動はしないが、練習計画の策定や結果の分析、選手個々との面談や体調管理など、監督本来の業務は行う。東京五輪に向けて異例の船出となった。

 日本バレーボール協会の鳥羽賢二強化事業本部長(58)は「検察の判断が下ればすぐ復帰できるよう、現場に影響がないように進めてもらっている」と代表チーム強化への影響を避ける狙いを説明した。

 検察や被害者への対応が最優先のため、海外遠征の帯同は「慎重に考える」と同本部長。6月のワールドリーグ(スロバキア、高崎など)、7月の世界選手権アジア最終予選(豪州)、9月のワールドグランドチャンピオンズカップ(名古屋、大阪)と国際大会が続く今季、どの時点で中垣内氏が監督としてベンチに入れるのか。現時点では不透明なままだ。

最終更新:5/12(金) 7:00

サンケイスポーツ