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【ドイツ】ソーラーワールド、破産申請へ 中国勢との価格競争で業績悪化

5/12(金) 11:45配信

NNA

 太陽光発電技術を手掛ける独ソーラーワールドは10日、債務超過に陥り、破産手続きを申請する方針を示した。同社はかつて欧州最大手の座に就いたものの、中国勢の台頭に伴うパネル販売価格の下落で、事業の見通しが立たなくなった。
 ドイツの太陽光発電業界ではこれまで、Qセルズ、センロトサーム(Centrotherm)、ソロン(Solon)、コネルギー(Conergy)など大手が相次いで破綻。ソーラーワールドは、債務再編やカタール財団傘下のカタールソーラーからの出資を受けて危機を乗り越えてきた。
 しかし、ソーラーワールドは2014年の黒字を最後に赤字経営が続いており、2016年12月期の営業損失は9,900万ユーロと、前年の400万ユーロから赤字が大幅に拡大。労働コストの安さや自治体の支援を受けた中国製品との価格競争が、企業努力の限界を超える負担となっていた。
 ソーラーワールドは1998年の設立。その後10年間で急激な成長を遂げ、世界3強に上り詰めた。「太陽王」と称された創業者のフランク・アスベック最高経営責任者(CEO)は、「ソーラーワールドは米国や欧州での違法なダンピング(不当廉売)に対する戦いをリードし続けてきた。しかし、ダンピングは今も増大している」と指摘。破産手続きの申請は、ソーラーワールドにとってだけでなく、ドイツの太陽光発電産業にとっても苦々しいステップだとした。[環境ニュース]

最終更新:5/12(金) 11:45
NNA

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