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久慈コーチ怒り心頭!阪神V大障害の“ザル守備” 球団OB「普通ならBクラスに低迷するチーム状態」

夕刊フジ 5/12(金) 16:56配信

 阪神12年ぶりのV奪回の大障害、それはチーム失策数が12球団ワーストの31(10日現在)に上る“ザル守備”だ。

 6連勝で迎えた10日の巨人戦(東京ドーム)も、初回無死一塁で、中井の打球を遊撃・北條史也内野手(22)がファンブルしピンチを広げ、1死後阿部に先制2ランを浴びた。

 バットでは6回に左中間を破る2点二塁打を放った北條だが、対照的にお粗末な守備に、久慈内野守備走塁コーチは怒り心頭。

 「見ていてどう思った?」

 試合後、久慈コーチは夕刊フジ記者に逆質問。「イレギュラーしているかもしれないけどゲッツーの場面だし、あれは捕らないと」とまくし立てた。

 北條は昨季途中から鳥谷に代わり遊撃で出場機会が増えたが、久慈コーチは「実質的には(レギュラー)1年生。守備も向上心を持って練習してはいるが、もっと打撃練習並みに取り組まないとね」と苦言を呈する。

 これで北條の今季失策数はチーム最多の4。今季からサードにコンバートされたベテラン・鳥谷、最近二塁手でスタメン出場が増えているドラフト5位ルーキー・糸原=JX-ENEOS=が3で続く。

 打線の方は相変わらず好調。この日は5回終了時点で2-9と7点リードされていたが、ここから怒涛の巻き返し。9回にも2死から中谷が3号ソロを放ち2点差まで肉薄した。

 金本監督は「選手から本気でひっくり返してやろうという雰囲気を感じた。これを忘れないでほしい」と目を細め、片岡打撃コーチは「状態はみんないい。しっかりと四球も取れている」と指摘。この日も7四球を選び、チーム四球数はリーグ最多の135。これが打線好調を支える要因になっている。

 しかし、これほどの“エラー王国”ぶりを発揮しながら優勝したチームは、おそらくプロ野球史上皆無だろう。球団OBも「普通ならBクラスに低迷するチーム状態だが、いまのセ・リーグは“0強6弱”の状況だから目立っていないだけ」と警鐘を鳴らす。チームが波に乗っているうちに短所を改善したい。 (山戸英州)

最終更新:5/12(金) 18:59

夕刊フジ