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<教科書採択>前教育長が違反 次男が出版社員 福岡・芦屋

毎日新聞 5/12(金) 9:53配信

 福岡県芦屋町の前教育長(76)が在任中の2004~15年度、次男が教科書出版会社に勤務しているにもかかわらず、町教委の町立小中学校の教科書採択会議に参加し、地方教育行政法に違反していたことが分かった。

 同法は、教育長は3親等以内の親族と利害関係にある議事には出席できないと定めている。前教育長は県教委などの聞き取り調査に対し「法の規定を知らなかった。特定の会社に有利になるような働きかけは一切していない」と答え陳謝したという。

 県教委などによると、前教育長は同町を含む5市町の教育長で組織する「第6地区教科用図書採択協議会」に参加し、ここで選定した教科書を町教委で正式に採択する会議に計8回出席。次男が勤める出版会社の教科書が小学校の1教科、中学校の2教科で採用された。

 県教委は採択への影響はなかったと文部科学省に報告。同省は9日付で各都道府県の教育委員会に対し、教科書採択の公正を確保するよう文書で通知した。【籔田尚之、吉川雄策】

最終更新:5/12(金) 9:53

毎日新聞