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ベネズエラ先住民族がブラジルに数百人規模で流入、経済困窮で

ロイター 5/12(金) 8:52配信

[リオデジャネイロ 10日 ロイター] - ベネズエラのカリブ海沿岸に住む先住民ワラオ族が、食糧不足などによる困窮から、ブラジルのアマゾン地方都市マナウスに数百人規模で流入している。

ワラオ族はオリノコ川河口のデルタ地帯で漁業を営んでいるが、ベネズエラの経済・政治混迷で物資不足が深刻化し、漁業では生活できなくなっているという。

昨年末からこれまでに、ワラオ族355人がベネズエラ北東部からバスで1000キロの旅をして人口200万人の都市マナウスに到達、路上にテントを張るなどして生活している。この状況を受け、マナウス市当局は家や食料、医薬品などの提供に奔走している。

避難してきたワラオ族コミュニティの広報役を務めるアベル・カルデロンさんは、ワラオ族が避難先にマナウスを選んでいるのは、職探しができて当局の支援が得られるブラジルの都市のなかで最もベネズエラから近いためだと説明した。到達者には、ブラジルに滞在する意思がある避難者と、母国の親戚のために物資を調達しにきている人がいるという。

カルデロンさんは「ベネズエラではすべてが終わっているが、ここなら働き、暮らすことができる」と語った。

最終更新:5/12(金) 8:52

ロイター