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新人よりタチが悪い “5年目の甘チャン”蘇らせる3つの方法

日刊ゲンダイDIGITAL 5/12(金) 9:26配信

 GWが明けて、職場では研修を受けた新人が配属されるころか。現場を担う上司は新人に期待する一方で、悩みもある。広告会社の人事担当役員が言う。

「ウチは、入社2年目までの社員が全体の2割を占め、平均年齢は31歳。若手主体で勢いはあるけど、弊害もあるよ。大きいのは、課長クラスの40歳前後が手薄なこと。自分の仕事に手いっぱいで、部下に仕事を教える余裕がない。そのシワ寄せは、仕事を覚える段階の20代に及ぶ。20代後半の若手の中には、与えられた仕事しかやらない者が目につくんだ。新人はゼロから教えればいいが、5年目の甘チャンをどうするかネックだよ」

 人手不足の今、他人事ではないだろう。一般にデキの悪い社員は2割とされるが、クビにはできない。ブラックな手法でできたとしても、残りのグループからイマイチの社員が再び生まれる。ではどうするか。

「5年目の甘チャンも、課長昇進をあきらめた30代後半も、中身は同じです」と言うのは、「働き方改革総合研究所」代表の新田龍氏だ。その上で、上司がやるべきことが3つあるという。

「このタイプは、自分が描くリーダー像と目の前の上司の実像との間に大きな溝を感じているケースが多い。それでも部下を育てるのが、上司の役目。仕事を振ったり、進捗状況をチェックしたりするときに、一つ一つ仕事の意味や指示を丁寧に伝えることで、部下の意識を変えていくのが一番。甘チャンを放置すると、部内のムードが悪くなるので、上司の働きかけは大切です。部下が理解すれば、自主性が芽生え、仕事を率先してこなすようになります」

 管理職は、役職がついて初めてそれに応じたマネジメントをするようになる。そんなシステムが5年目の甘チャンを生む温床だという。

「欧米の企業のように、若いうちからマネジメント能力を鍛えるのが2つ目。たとえば、実力に応じて仕事を任せるなら、その管理や予算なども含めてやらせるのです」

 最後が異動。実力がありながら、人間関係のギクシャクで実力を発揮できないような若手は、蘇る可能性があるという。

最終更新:5/12(金) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL