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<東京六大学野球>都立の星、経験積んで成長を…慶大・関根

毎日新聞 5/12(金) 11:04配信

 東京六大学野球春季リーグ戦は第5週を終えて、東大を除く5校が勝ち点2で並ぶ大混戦になっている。6季ぶりの優勝を目指す慶大で2勝1敗とエースの役割を担っているのが都立高出身の関根智輝(1年・城東)だ。先月の東大とのチーム開幕戦に先発し、初勝利を挙げた右腕。1年春の開幕戦で先発として勝利を挙げたのは慶大史上90年ぶり2人目の快挙だった。【倉沢仁志】

 関根は先月15日の東大との1回戦でプロ注目の左腕・宮台(4年・湘南)と投げ合い5回1失点。直球は最速140キロだったが、ツーシームなどの変化球を効果的に使った。捕手の郡司(2年・仙台育英)は「しっかりと腕を振る、肝の据わった投手」と評価した。

 慶大の野球部史などによると、春のリーグ戦での「1年生開幕投手」による勝利は1927年に宮武三郎が帝大(現東大)戦を完封して挙げた1例のみ。他大学では2007年に斎藤佑樹(早大)=現日本ハム、15年に森田駿哉(法大)=3年・富山商=が記録している。宮武は歴代6位のリーグ通算38勝を挙げるなどし、その後、野球殿堂入り。同31勝の斎藤は史上6人目の「30勝300奪三振」を達成した。

 東京都葛飾区出身の関根は183センチ、86キロの堂々とした体格から最速145キロの直球を投げ込む。出身の城東高は1999、2001年の夏の甲子園に出場した「都立の星」。関根もエースとして昨夏の東東京大会で4強入りした。東京六大学でのプレーを希望して慶大へ進学した。1敗1分けで迎えた立大との3回戦(4月24日)で、七回途中まで無失点に抑える好投で2勝目を挙げた。大久保秀昭監督は「1年生ながらまとまりがあり、試合を作れる。経験を積んでもっと成長してほしい」と期待する。

 関根は「(リーグ戦も授業も)精いっぱいついていっている感じ」と初々しい。リーグ戦登板5試合はいずれも先発し、今月8日の法大戦で初黒星。「まだまだ実力不足。一球一球の精度を上げていきたい。いかに長い回数を投げて、後ろにつなぐかを意識したい」と役割を自覚している。

最終更新:5/12(金) 11:43

毎日新聞

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