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“窓際”阪神・キャンベルがレフト起用をアピール

東スポWeb 5/12(金) 16:46配信

 首位・阪神の悩める新助っ人エリック・キャンベル内野手(30)がすっかり“窓際”に追いやられている。強打の三塁手と期待されていたが、パンチ力不足のため完全に代打要員に成り下がり。金本監督ら首脳陣も扱いに苦労しているが、そんな中、キャンベルは何と本職ではない外野手としての出場を猛烈に売り込んでいるというのだが…。

 珍しいと言うか、当然と言うべきか、スタメン落ちが続いていたキャンベルが11日、横浜スタジアムでの指名練習に参加した。本来、主力を担う助っ人砲ならば糸井、福留、鳥谷と同様に免除されるのが普通だが今回は“強制参加”。無理もない。左手首痛で出遅れたキャンベルは4月25日の一軍初合流後、9試合に出場し、打率2割2分7厘、0本塁打、2打点(11日時点)。好調のチームをよそに2日のヤクルト戦第3打席から5打席連続三振中で、直近3打席は代打でバットを振り回し続ける“大型扇風機”と化している。

 この日は不振脱出のため、片岡打撃コーチから10分間にも及ぶ打撃指導を受けた。キャンベルは「どうしたら打撃が良くなるかという話。打席の中での考え方を教えてもらった」と感謝したが、置かれている苦しい立場に相当の危機感があるのだろう。出場機会を求めて首脳陣に「僕はレフトが一番得意なんだ。レフトで使ってほしい!」と外野転向を売り込んでいた。

 キャンベルは昇格前の二軍戦で左翼守備の経験はあるが、実戦不足は明らか。それでも一軍での試合前練習やこの日の練習で左翼の準備しているのも何より出番が欲しいから。現実を見れば本職の三塁は鳥谷が開幕から安定して結果を残し、チームに大きく貢献中で対抗すらできない。一塁では調子を落とした原口に代わって一時起用されたが、打てない上に守りのミスも露呈。そうこうしているうちに右の大砲候補・中谷が結果を出し、一塁は原口と中谷が併用される機会が増え、キャンベルは内野での働き場を完全に失ったといっていい。その点、外野の2枠は糸井、福留で勝ち目はないが、残る左翼なら好不調の波がある2年目・高山と勝負ができると踏んだわけだ。

 この日、練習を見守った金本監督は「悪いわけじゃないんだけど、使うところがない。中谷も良くて原口も上がってきている。(たまたま)相手もキャンベルの時にいい投球したりするし…」と焦る助っ人の胸中を察するかのように同情し、片岡コーチは「4打席立ちたい気持ちも分かるが、今は結果を出していくしかない。他のみんながいいから(控えも)仕方ない」。

 このままダメなら球団は新たな助っ人探しにも着手すると見られているだけに、キャンベルに与えられた時間は少ない。なりふり構わないその姿勢が報われるか。

最終更新:5/12(金) 17:26

東スポWeb