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文大統領 国定歴史教科書の導入取りやめを指示

聯合ニュース 5/12(金) 15:56配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、教育部に対し、来年に予定されていた中学・高校の国定歴史教科書の導入を取りやめ、検定教科書を使う体制に戻すよう指示した。検定教科書の準備も滞りなく進めるよう求めた。

 文大統領は大統領選の選挙運動期間中、清算すべき積弊(旧体制の弊害)の一つとして国定教科書を挙げていた。

 歴史教科書の国定化は朴槿恵(パク・クネ)前政権の重要政策の一つだった。朴政権は現行の教科書を「左派的」だとして、歴史教科書の全面国定化を進めたが、市民団体や野党などが強く反発していた。

 教育部は当初、今年3月の新学期から全国の中高校で国定教科書の使用を義務付ける方針だった。しかし、朴氏に絡む疑惑や親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件で国定教科書への反対世論がさらに強まったことを受け、昨年末、同教科書の導入時期を来年3月に延期するとともに検定教科書も使えるようにした。

 文大統領はまた、民主化運動の象徴とされる歌「あなたのための行進曲」について、18日に開かれる光州民主化運動(光州事件)の37周年記念式で斉唱するよう指示した。

 この歌は、政府が光州民主化運動の記念式を主管するようになった03年から08年までは斉唱されたが、李明博(イ・ミョンバク)政権発足翌年の09年からは合唱に変わった。

 同記念式に関する業務を担当する国家報勲処は、この歌が北朝鮮に追従する「従北」の性向を持つ歌であるとの議論を呼んでいるとして斉唱に反対してきた。一方、文大統領は選挙運動期間中、今年の記念式での斉唱を約束していた。

最終更新:5/12(金) 16:29

聯合ニュース