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<沖縄平和行進>「辺野古、理不尽極まりない」読谷村村長

毎日新聞 5/12(金) 19:27配信

 15日で沖縄の本土復帰から45年になるのに合わせ、「5・15平和行進」が12日、米軍基地が集中する沖縄本島で始まった。全国から集まった労組関係者ら約940人が極東最大規模の米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)のフェンス沿いなどを歩き、「基地のない平和な沖縄をつくろう」と声を上げた。

 平和行進は40回目で、沖縄平和運動センターなどでつくる実行委員会が毎年開催。設定された2コースのうち本島中部を歩くコースは、太平洋戦争末期の沖縄戦で米軍が上陸した読谷村で出発式があった。

 式で同村の石嶺伝実(でんじつ)村長は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡って政府が4月に埋め立て作業に着手したことについて「理不尽極まりない。国民全体が我がことのように感じないと、いずれ国民全体の自由が奪われ、人権侵害にまでつながっていきかねない」と訴えた。

 参加者たちは嘉手納基地のゲート前などを歩き、「爆音を止めろ」「静かな生活を返せ」と訴えた。広島県福山市から初参加した畠山真紀さん(27)は「基地問題は人ごとと思っていた。自分の国の問題として考えたい」と語った。

 行進は14日まであり、同日は辺野古の工事現場近くの海岸で「平和とくらしを守る県民大会」を開く。【樋口岳大】

最終更新:5/12(金) 21:16

毎日新聞