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中垣内監督人事で強行…協会にツケ

スポーツ報知 5/12(金) 8:03配信

 日本バレーボール協会は11日、昨年11月に人身事故を起こし公的活動を自粛している男子日本代表の中垣内祐一監督(49)の代行に、フィリップ・ブラン・コーチ(56)を充てると発表した。

 日本協会の動きは、どう見てもチグハグだ。なぜ、そこまで、中垣内監督にこだわるのだろうか。ひとつは甘い見通しだ。この日の全日本始動までに、検察の処分が出るという楽観的な考えがあったのではないか。そのため、“後任監督”を準備するなど危機管理もあったとはとても思えない。さらに、同監督を決める際の理事会では反対意見を押し切って擁立したため、簡単に引っ込められなくなったのではないか。

 新生全日本スタートの日に、監督代行が発表されるのは、前代未聞だ。昨年のリオ五輪出場を逃し、世界に大きく水をあけられた。昨年6月に終了した世界最終予選が終わってから、全日本は事実上、何の強化もしてこなかった。ただでさえ、出遅れているのに、指揮官は自粛状態。この日、選手に中垣内監督は謝罪をし、話をしたというが、説得力はあっただろうか。監督代行となったブラン氏は、02年世界選手権でフランスを初の銅メダルに導いた実力者でもある。この際、ブラン氏に監督を任せたらどうか。

(編集委員・久浦 真一)

最終更新:5/12(金) 8:13

スポーツ報知