ここから本文です

<リーブ21>100万円支払い命令「社長公募で虚偽説明」

毎日新聞 5/12(金) 20:14配信

 育毛サービス大手「毛髪クリニック リーブ21」(大阪市中央区)が公募で次期社長の候補に選んだ男性(47)が、「実際は社長に引退の意思はなく、公募は虚偽だった」などとして4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、大阪地裁であった。福田修久裁判長は「1年以内に社長を譲るという説明は事実と異なる」として訴えを一部認め、同社側に100万円の支払いを命じた。

 判決などによると、同社は2011年、創業者の岡村勝正社長(72)の後継社長をインターネットで公募すると発表。約500人の中から男性を含む4人を選び、この中から1年~1年半後に社長を決めると説明していた。男性は翌年2月に入社したが、社長になれないまま約1年後に退職。他の3人も2~3カ月後に退職した。

 福田裁判長は、岡村社長に引退の意思はあったと認める一方、「公募の際、次期社長となるのに長くて3年かかり、代表権の譲渡はさらに検討を要すると想定していた」と指摘。「3年かかるなら応募しなかった」という男性の訴えを認めた。

 また男性は、同社が公表している「発毛率95%以上」は虚偽で、実際は約40%だったとも主張した。これについて福田裁判長は、同社が不満を抱いた顧客に返金した割合から発毛率を計算していたことから、「偽ったとまでは言えない」と退けた。【遠藤浩二】

最終更新:5/12(金) 20:14

毎日新聞