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<東芝>監査法人変更を断念 17年3月期決算

毎日新聞 5/12(金) 20:27配信

 経営再建中の東芝は、近く発表する2017年3月期決算について、監査法人の変更を断念した。PwCあらた監査法人と米原子力事業の損失計上時期などを巡り意見が対立しており、準大手の監査法人への変更を検討したが、すぐには後任が見つからなかった。18年3月期については、引き続き後任探しを続ける。

 東芝は、当初2月に発表予定だった16年4~12月期決算の発表を2度延期。4月11日に同決算を発表したが、PwCあらたからは「決算内容は適正」との意見を得られないままの発表を余儀なくされた。

 その後も意見の隔たりは埋まらず、17年3月期で準大手の監査法人に変更して「適正」意見を得ることを検討したが、公表期限が迫っていることを考慮して断念した。

 関係者によると東芝は15日、17年3月期決算の短信を公表する予定。監査意見なしの「見切り発車」での発表に追い込まれる公算が大きく、東京証券取引所による東芝の上場審査にも影響を及ぼす可能性がある。【古屋敷尚子】

最終更新:5/13(土) 1:31

毎日新聞