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日本郵政、野村不動産HDの買収検討 数千億円規模か

朝日新聞デジタル 5/12(金) 22:29配信

 日本郵政が、不動産大手の野村不動産ホールディングス(HD)の買収を検討していることが12日、わかった。日本郵政は東京、名古屋、福岡で大型商業ビル「KITTE(キッテ)」を運営するなど不動産事業を強化している。野村のノウハウを吸収することで、不動産開発を郵便、金融と並ぶ収益の柱に育てる考えとみられる。

 日本郵政は12日夜、「新たな資本業務提携についてさまざまな可能性を検討している。決定した場合、速やかに公表する」とのコメントを発表した。今後、株式公開買い付け(TOB)などを通じて株式の取得を目指す案が浮上している。野村不動産HDの時価総額は12日の終値で約3900億円で、実際に過半数の株を取得する場合、数千億円規模の買収になる。野村不動産HD株は約34%を証券最大手の野村HDが保有しており、日本郵政は今後、野村HDと交渉を本格化させるとみられる。

 日本郵政の郵便事業は、人口減少や若者の手紙離れで郵便物が15年連続で減少している。足もとで利益を生み出している金融事業も、長引く低金利で大幅な業績拡大が見通しにくくなっており、新しい収益の柱をつくる必要があった。

朝日新聞社

最終更新:5/12(金) 22:55

朝日新聞デジタル