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メダル、あなたも狙える? 五輪翌年に関西で祭典

朝日新聞デジタル 5/12(金) 21:57配信

 「見るスポーツ」と「やるスポーツ」。世界中の人々が観戦する前者の代表が五輪だが、開催地でその後にスポーツを楽しむ人の割合が、必ずしも増えていないというデータがあるそうだ。

 「そこで五輪と一般参加型の国際総合スポーツ大会を連携させようという方針が打ち出された」と、長ケ原誠・神戸大教授(スポーツ振興)が教えてくれた。

 その先駆けとなるのが、2020年東京五輪・パラリンピックの翌年に開催される「ワールドマスターズゲームズ2021関西」だ。

 4年後の5月15日から16日間、近畿地方に岡山、鳥取、徳島を加えた9府県で行われる。五輪のように4年に1度世界各地で開かれており、アジアは初開催。32競技55種目に、国内外から約5万人のスポーツ愛好家が集う予定だ。

 その前回大会が先月、ニュージーランドのオークランドで開催された。

 長ケ原さんも野球競技に参加したという。「いやあ、体力的にはきつかったけど、楽しかったですね。国際大会なんて、めったに経験できませんから」。21年大会の招致・運営にも関わる52歳は、元高校球児が集う「マスターズ甲子園」の生みの親でもある。その事務局スタッフらと「マスターズ甲子園ジャパン」というチームを組んで出場した。

 原則30歳以上なら誰でも参加可能。チームは60歳代も含む選手19人でエントリーし、短期間に7試合をこなした。

 ニュージーランド在住の日系人らで組むチームには、プロ野球ロッテなどで活躍した清水直行さん(41)がいた。現在は同国代表チームのコーチをしている。清水さんの活躍もあり、そのチームが銀メダル。長ケ原さんらのチームも堂々の銅メダルに輝いた。

 「東京五輪で野球が復活するから、4年後はさらに盛り上がるでしょうね」と長ケ原さんは語る。「日本のスポーツ文化が成長するチャンス。一人ひとりがその主役です」

 準備期間はまだ4年ある。かつてのチームメートに声をかけてもいいし、今の仲間を誘っても楽しいだろう。慣れ親しんだ競技を再開してもいいし、新しい競技に挑戦するのも面白いだろう。

 「オリ」「パラ」の感動を胸に、「マス」でメダルを目指す。そのチャンスが、あなたにもある。(編集委員・安藤嘉浩)

朝日新聞社

最終更新:5/12(金) 21:57

朝日新聞デジタル