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監督公募で話題の秋田・明桜、輿石新監督が初陣1勝!

スポーツ報知 5/13(土) 7:05配信

◆春季高校野球 秋田県大会 中央地区予選 ▽1回戦 五城目1―4明桜(さきがけ八橋)(12日、さきがけ八橋ほか)

 インターネットなどでの公募で話題となった明桜(秋田)の監督に今春就任した輿石重弘監督(53)が12日、初の公式戦となる中部地区予選1回戦で五城目を4―1で退け、初陣1勝をつかんだ。

 緊張する選手たちに「一戦決勝」の心構えを伝え、高い集中力で押し切った。4月の監督就任から約1か月とまだ日は浅いが、“輿石流”は着実にチームに浸透。2年連続の春の県大会出場へ大きな一歩を踏み出した。

 点差こそつかなかったが危なげない試合運びで、明桜・輿石監督が初陣1勝を飾った。4月に行われた準公式戦扱いの秋田市内リーグ戦ですでに指揮してきたが、初の公式戦舞台に「試合に勝てばいつもホッとしますよ」と笑みを浮かべた。

 前任の帝京三(山梨)でも伝えてきた「一戦決勝」の思いで臨んだ。「決勝のつもりで戦う。1点への執念を持ってやれば、試合ごとに良くなる、と監督に言われました」と、2番・二塁で先発出場した早川隼喜主将(3年)が説明した。

 注目の一戦で、チームは9安打を放ち、7番・右翼の山口航輝(2年)が2回2死一塁で右中間を破る適時二塁打、9回1死で左翼へソロ弾と4打数2安打2打点の活躍。投げては背番号1の佐藤光一投手(3年)が散発3安打、7奪三振で1失点完投した。指揮官が「選手は気負っていたかなと感じた」と振り返ったが、明桜ナインは初戦特有の緊張下でも焦ることなく、好機を生かした。

 学校のホームページ上や、一時はハローワークにも公募し、採用試験など珍しい経緯を経ての監督就任から約1か月。“輿石流”の指導が出てきた。「自分の色を出すより、選手の色を伸ばしていきたい。なるべくたくさんの選手の可能性を引き出したい」(輿石監督)と、練習中に1、2年生を自分の元へ順番に呼び、個別で声をかけている。主力と控えの区別なく、全員に目を向けている。早川主将は「エラーをしてもどこが悪いかを細かく言ってくれるから、のびのびやれる」と全幅の信頼を寄せている。

 2回戦(13日)は昨秋の地区予選で敗れている由利工が相手だ。輿石監督は「我々はチャレンジャー。どんどん挑戦していく」と話せば、早川主将は「次も“一戦決勝”で戦います」と力強く宣言。昨秋からの成長を結果で示す。(有吉 広紀)

 ◆輿石 重弘(こしいし・しげひろ)1963年5月21日、山梨・大月市生まれ。53歳。都留高、明大でプレー。大学卒業後に地元に戻り、母校と帝京三の2校で監督などを歴任。昨年夏の山梨県大会終了後、帝京三の監督を辞任した。甲子園出場はなし。家族は妻と1男1女。

最終更新:5/13(土) 7:05

スポーツ報知

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