ここから本文です

『サクラダリセット』原作者、ミッチーを絶賛「背骨がズレていない」

オリコン 5/12(金) 18:03配信

 野村周平主演の映画『サクラダリセット』原作者・河野裕氏とプロデューサー・春名慶氏が11日、立命館大学 びわこ・くさつキャンパスで行われた『サクラダリセット 後編』映画公開記念トークイベントに出席した。イベントでは“公開講座「小説から映画を創るということ」”と題し、映画ができるまでのプロセスや制作秘話が語られた。

【写真】背骨の部分がズレていない!カッコいいミッチー

 『サクラダリセット』は、住人の半数が特別な能力を持つ街を舞台にした河野氏の青春ミステリー小説。映画は、「リセット」という能力を絆に絶対的な信頼で結ばれている少年と少女が、幸福な結末を願って「過去を“巻き戻す”」前篇、「未来を“祈る”」後篇の2部作で構成される。

 河野氏が「私の小説は地の文がセリフよりも圧倒的に多く、情報量がかなり多いため、映像化に向かないだろうと考えていました。映像化をしたときに成立できるのか、どう作るのだろうかと考えていました」と映画化への思いを振り返ると、春名氏は「確かにかなりハードルが高い作品だと思いましたが、だからこそ、僕を含めた監督、脚本家、スタッフ陣で、この小説をどう表現できるか、腕試しができると考えました」と当初の意気込みを明かした。

 イベントでは、“講座”らしく春名氏が原作を映画化する際に大切にしていることを発表。「少女コミックの場合は、シーンを完全にコピーするということはあまり考えておらず、制服などの衣装や、そのキャラクターを形作っているフォルムに関して“原作ファンの人たちを裏切らないようにしよう”ということを考えています。小説は、どちらかというと読後感を大切にする読者の方が多いと考えているので、今回もライトノベルとはいえ小説なので、エピソードの一つ一つも大切にしていますが、いかに読後感や、キャラクターの背骨の部分をブラさないか、というところに注力しました」と話した。

 一方、キャスティングについては「ある程度企画が見えてきたとき、野村周平君は『恋仲』(フジテレビ系)に出演していて、苦悶する表情がスマートだなという印象がありました。それが、主人公・浅井ケイのキャラクターとリンクすると感じてオファーをしました」とエピソードを語った。

 また、及川光博さん演じる浦地正宗のキャラクターが一番気に入っているという河野氏が「実はキャラクターの演じ方というか、とらえ方が原作と一番かけ離れているんですね。それでいて、春名さんが言う背骨の部分がズレていないんです。メディアミックスのお手本のような演じ方をされているな、“カッコイイな”と思いました」と及川を絶賛すると、春名氏も及川を「二次元と三次元を自由に行き来できる俳優さん」と評価していた。

 映画『サクラダリセット 後編』は5月13日(土)より全国ロードショー。

最終更新:5/12(金) 18:03

オリコン