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ザ・ローリング・ストーンズ、映画『オレ!オレ!オレ!』日本特別仕様でリリース

BARKS 5/12(金) 12:06配信

ザ・ローリング・ストーンズの2016年南米ツアーを追ったドキュメント映画『オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』のDVD/ブルーレイが世界に先駆けて日本で発売になった。日本盤は映像のクオリティを可能な限り良くするために、ドキュメント映画本編と10曲分のボーナス・ライヴ映像を別々のディスクに収録した2枚組特別仕様だ。

◆ザ・ローリング・ストーンズ映像&画像

ザ・ローリング・ストーンズは、今年の秋に12都市13公演及ぶヨーロッパ・ツアー(9月9日~10月22日)を行なうことを正式に発表した。ツアー・タイトルは<ノー・フィルター>。フィルターなし、何か特定のものやカラーの部分を遮ることなく、すべてをありのままに見せるといったような意味なのだろう。そこからは、年齢からくる衰えを危惧する外野の声もなんのその。彼らの自信が伝わってくるではないか。しかし、ストーンズは昨年2~3月のラテン・アメリカ・ツアーでも、リハーサルからバックステージの模様、クライマックスとなった初のキューバ公演実現に向けてのスタッフたちの奮闘ぶりまで、まさしく“フィルターなし”でその全貌を見せてくれていたことを思い出したい。

その全貌が見られるのが、ストーンズが昨年9月にカナダのトロント映画祭でプレミア公開した映画『オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』である。日本でもすでに、そのキューバ公演の模様を収めた映画『ハバナ・ムーン』のスーパー・プレミアム・ボックスに世界に先駆けてディスク化されて同梱されたほか、11月と今年1月に劇場公開もされているが、今回それが世界発売されることになったのに合わせ、5月12日にここ日本でも10曲分のパフォーマンス・シーンを収めたボーナス・ディスク付の映像作品として改めて単独リリースされた(世界発売は5月26日)。

チリ→アルゼンチン→ウルグアイ→ブラジル→ペルー→コロンビア→メキシコとめぐるコンサート・ツアーと同時並行的に、米国との国交回復を機に企画された彼ら初のキューバ公演実現に向けての難しい交渉を進める。その二つの流れを軸に、そこに各国の政治史とその抑圧に対抗する形で独自の発展をしてきた音楽を中心としたサブカルチャーの物語、メンバーそれぞれの今の時点での音楽活動に対する正直な思いを独白も挟まれる非常に興味深い構成になっている。各地でのパフォーマンス・シーンにツアー裏話が添えられるような単なるドキュメント作品とは次元が違う高い完成度を誇る作品となっている点も見逃せない。ドレッシング・ルームでミック・ジャガーとキース・リチャーズが'60年代の南米訪問の思い出を語りながら、二人だけで「カントリー・ホンク」を生披露してくれるシーンや、アルゼンチンの熱狂度の高いファン集団「ロリンガ」の紹介シーンも、すでに大きな話題になった。

今回の日本盤には国によるコンサート会場の様子の違いもよく伝わってくる、ドキュメント映像ならではの撮影、編集による味わい深い10曲のボーナス映像が付けられるのだが、映像のわずかな劣化も許さぬよう本編とは別のもう一枚のディスクを用意した2枚組仕様となる。もちろんこれは日本のみの特別仕様で、他の国ではボーナスは7曲の1枚もの。今回の仕様も日本のファン向けにストーンズ側から特別に許可が降りたものである。日本のファンの、アルゼンチンのファンにも負けない熱い思いは確実に伝わってます。

文:寺田正典
Photos by Dave J Hogan, Eagle Rock Ent, Gary Miller

ザ・ローリング・ストーンズ『オレ!オレ!オレ!ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』
2017年5月12日
【1000セット完全生産限定ドキュメンタリーBlu-ray+ライヴBlu-ray+Tシャツ(S/M/L/XL)】 ¥12,000+税
【1000セット完全生産限定ドキュメンタリーDVD+ライヴDVD+Tシャツ(S/M/L/XL)】¥12,000+税
【通常盤ドキュメンタリーBlu-ray+ライヴBlu-ray】 ¥8,000+税
【通常盤ドキュメンタリーDVD+ライヴDVD】 ¥8,000+税
※日本語字幕付き/寺田正典による3万字超えの大長編解説書付き
【2枚組Blu-ray/DVD収録内容】
[ドキュメンタリーBlu-ray/DVD]
初のキューバ公演を実現するまでの道のりや南米ツアーの様子を収録したドキュメンタリー
[ボーナス・ライヴBlu-ray/DVD]
1.ジャンピン・ジャック・フラッシュ(2016年2月3日 チリ)*
2.アウト・オブ・コントロール(2016年2月10日 アルゼンチン)
3.黒くぬれ(2016年2月10日 アルゼンチン)
4.ホンキー・トンク・ウィメン(2016年2月24日 ブラジル)
5.悪魔を憐れむ歌(2016年2月24日 ブラジル)
6.ユー・ガット・ザ・シルヴァー(2016年3月6日 ペルー)
7.ミッドナイト・ランブラー(2016年3月6日 ペルー)
8.ミス・ユー(2016年3月6日 ペルー)
9.ストリート・ファイティング・マン(2016年3月14日 メキシコ)*
10.ワイルド・ホース(2016年3月14日 メキシコ)*
*日本盤限定ボーナス映像

ミック・ジャガー(ヴォーカル)
キース・リチャーズ(ギター)
チャーリー・ワッツ(ドラムス)
ロニー・ウッド(ギター)

【サポート・ミュージシャン】
ダリル・ジョーンズ(ベース/バッキング・ヴォーカル)
チャック・ラヴェール(キーボード)
カール・デンソン(サックス)
ティム・リーズ(サックス/キーボード)
マット・クリフォード(ミュージカル・インテグレーター)
バナード・ファウラー(ヴォーカル)
サシャ・アレン(ヴォーカル)

最終更新:5/12(金) 12:06

BARKS