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強気相場はなぜ復活したのか。今年は「バイ・イン・メイ」?

5/12(金) 12:20配信

投信1

GW明けの株式市場はリスク選好(リスクオン)相場が復活

5月のゴールデンウイーク(GW)後の相場は、日米ともに堅調に推移しています。それまで、4月の日本の株式市場は月中の値幅が1,064円で今年に入って最大となるなど、乱高下の様相でした。

また、以下の記事でも指摘されていたように、GW中は海外で重要経済指標(FOMCや雇用統計発表など)が発表されることから、その内容次第ではGW明けになって相場の景色が大きく変わり、4月に続き5月も波乱相場となることも警戒されていました。

結果的には波乱は起らず、現状はむしろリスクを選好するリスクオン相場が復活しています。

出所:GW期間中に風向きが大きく変わる?  5月相場の注意点(投信1)

では、GW中に発表された経済指標はどのような内容で、なぜ相場に安心感をもたらしたのでしょうか。この点について次の記事から探っていきましょう。

なぜ、風向きが変わったのか

まず、5月5日に発表された4月の米国雇用統計を以下の記事からおさらいしてみましょう。ポイントは以下の通りです。

1)4月の非農業部門雇用者数は前月比21.1万人増と、市場予想(19.0万人増)、前月(7.9万人増で速報値9.8万人増から下方修正)を上回る。ここでの注目点は、幅広い業種で雇用が増加していたことで、たとえば雇用の受け皿としての期待が高い民間サービス部門での雇用者数が大幅に増加していた点である。また、3月はマイナスであった小売は、小幅ながらプラスに転じ、家計需要と連動する傾向が見られる娯楽・宿泊関連や教育・医療サービスが大幅に改善していたことも注目される。

2)家計調査に基づく4月の失業率は4.4%と、市場予想(4.6%)、前月(4.5%)を下回った。ここでも、U6失業率(経済的理由によるパートタイム等を含めた失業率)は8.6%と、前月から0.3%低下するなど、失業率が質の点でも改善していたことが注目される。

以上のように、米国経済を雇用という観点からチェックすると、極めて順調であることが確認されます。

GW前の4月28日に発表された米国の1-3月期GDP(国内総生産)が前期比年率で0.7%と、前期(2016年10-12月期)の同2.1%を大幅に下回ったことから、米国経済の風向きの変化を懸念する声が多く聞かれましたが、そうした懸念を晴らす内容であったということになります。

出所:【米国景気】1-3月期のGDP減速を4月雇用統計から見ると? (投信1)

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最終更新:5/12(金) 12:20
投信1