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【日本株需給】海外投資家は5週連続日本株現物を買い越し

5/12(金) 20:20配信

投信1

個人投資家の売りがとまらない

日本取引所グループから、2017年5月2日の週までの日本株投資主体別売買動向のデータが開示されました。

4月以降、「個人投資家の売り」対「海外投資家の買い」という構図が続いていますが、大型連休の前半までこの傾向が続いています。少し詳しく見ていきましょう。

4月後半は株価が回復へ

まず、最近の相場のおさらいをしておきましょう。

日経平均は2017年3月2日に19,668円1銭を付けましたが、3月中旬に下落に転じ、2017年4月17日に年初来安値の18,224円68銭となりました。この下落の要因は、米景気減速の兆候、トランプ政権の経済政策に対する失望、円高の進行、朝鮮半島や中東での政治・軍事リスクの高まりなどです。

しかし、その後相場はじり高となり4月25日には19,000円台を終値ベースで回復、5月2日には19,445円70銭で終わりました。地政学リスクが小康状態に入ったこと、フランス大統領選の趨勢が見えてきたこと、米国の税制改革の骨子が出たこと、米企業の決算がおおむね堅調なことなどが大きかったと思います。

では、投資主体別の売買動向を確認してみましょう。

海外投資家の買い越し、5週連続に

海外投資家は5週連続で買い越しとなりました。1月から3月まで累計で1兆2千億円売り越してきた海外投資家は、4月に入り積極的な投資姿勢に転換したと見て差し支えないでしょう。

ちなみに週次の買い越し額は次の通りです。

4月第1週 +908億円
4月第2週 +1,027億円
4月第3週 +2,770億円
4月第4週 +2,850億円
5月第1週 +1,583億円

5月第1週は2営業日しかありませんので、買い越しペースは強まってきていると言えるでしょう。5週累計の買い越し額は9,138億円となり、あと一息で年初からの通算でも買い越しに転じるところまで来ました。

日銀のETF購入も週を追って減少してきています。最近の株価の反発を牽引したのは海外投資家の積極姿勢だと言ってよいでしょう。

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最終更新:5/15(月) 12:00
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