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<松戸銃撃>暴力団抗争も視野 逃走車はスクーター 千葉県警、捜査本部設置

5/12(金) 10:50配信

千葉日報オンライン

 10日夕に千葉県警松戸署(松戸市松戸)近くの国道6号でワゴン車がオートバイから発砲された事件で、県警は11日、拳銃を使った殺人未遂事件と断定、同署に80人態勢の捜査本部を設置した。捜査本部によると、ワゴン車に乗っていたのは男性4人で、いずれも暴力団関係者とみられる。うち1人が頭などを撃たれ意識不明となったが、一命は取り留めたという。逃走した犯人が使用したとみられるオートバイは黒っぽいスクータータイプ。捜査本部は被弾した車両の検証や走行経路の特定などを進め、逃走した犯人の行方を追っている。

 捜査本部によると、オートバイに乗った犯人は10日午後6時ごろ、国道6号下り線の同市小山付近で走行中に拳銃のようなもので発砲、ワゴン車が停止した同市松戸付近で再び発砲した。車内にいた住所・職業不詳の男性(46)が頭などに被弾した。同乗者によると、オートバイは柏方面に逃走したという。

 ワゴン車は男性を乗せたまま同市内の病院に行き、病院が同日午後6時25分ごろ「出血した男性が来院している」と110番した。男性は集中治療室での手術を終え、一命は取り留めた。銃弾は手術で摘出された。男性はワゴン車の中央、後部座席のいずれかに乗車。ワゴン車左側の窓ガラスなどには複数の弾痕が残っていた。

 現場は同署前の丁字路。捜査本部では、同署に設置されているものを含め周辺の防犯カメラ映像の解析や関係者への聴取、現場や車両の検証、走行経路の特定を進め、逃走した犯人の特定を急ぐ。

 同署で会見した田中正人捜査4課長は「暴力団による対立抗争の情報は入っていないが、今後対立抗争に発展する恐れもあることを視野に、捜査に万全を期す」と述べた。

 また、前日の犯行時間に合わせ、現場では道路検問を実施。目撃情報を求めて、ドライバーに聞き込みを行った。