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【MLB】快投の前田健太、指揮官は“苦渋”の交代決断?「完投するのを応援していた」

5/12(金) 7:13配信

Full-Count

9回に2ラン浴びるまで完封ペース、ロバーツ監督の信頼回復「素晴らしい登板」

 ドジャースの前田健太投手が10日(日本時間11日)、本拠地でのパイレーツ戦で8回1/3を5安打無四球5奪三振2失点と快投し、3勝目(2敗)を飾った。9回にセルベリに2ランを被弾するまで完封ペースだった日本人右腕は、デイブ・ロバーツ監督から「素晴らしい登板」と称賛されている。球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」が報じている。

【動画】前田健太の“支配的な”8回1/3の快投! 5奪三振&喝采ムービー

 自身メジャー初の完封勝利が目前に迫っていた。無失点のまま9回のマウンドに立った前田。先頭ハリソンにレフト前ヒットを許すと、続くセルベリに痛恨の2ランを浴びた。マカッチェンからこの日5つ目の三振を奪ったところでロバーツ監督がマウンドへ。完投目前で降板となったが、ダグアウトへ戻る際には本拠地のファンからスタンディングオベーションが沸き起こった。

 この日の登板について記事では「ドジャースの一員として最高の先発の1つとなった」と称賛。今季は開幕4試合で防御率8.05まで膨れ上がっていた前田だが、ここ3試合では20回1/3を投げて6失点(自責5)。この間の防御率は2.21で、今季の通算防御率も5.03と改善してきた。

「好投できていなかった理由はフォーシームに頼りすぎたことだと思います。ほとんどのボールが高めだったので、相手の打者に狙われていた」

 前田は試合後、通訳を介してこう語ったという。この日は相手のクリント・ハードル監督が「変化球、変化球、変化球」と辟易しながら振り返ったように、変化球主体のピッチングでパイレーツ打線を抑え込んだ。

2ラン被弾で交代を決断「彼に酸っぱい思いをさせたくなかった」

 ロバーツ監督は前田の復調を喜んでいる。記事では「復調の理由? カットボールが一因だと思う。しかし、ファストボールの基本的な制球力、そしてカウントが不利になった時には、変化球を投げた。こういったすべての球種だよ。そして、効果的だったし、ゴロに抑え続けた」という指揮官のコメントを紹介している。

 また、この日はフライで仕留めたアウトが「8」に対し、ゴロが「11」というデータにも言及。低めに変化球を集めてパイレーツ打線を抑え込んだ前田の力投を、指揮官は高く評価したという。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」によると、ロバーツ監督は「彼は効率的だった。ストライクゾーンを攻めていた。変化球が非常に良かった。彼はすべてのコーナーを使うことができていた。私は彼は完投するのを完全に応援していたよ」とも言及。9回に2ランを浴びた後に交代を決断したことについては「勝ちを確実なものにするべきポイントがきた。そして、私は素晴らしい登板の後、彼に酸っぱい思いをさせたくなかったんだ」と説明している。

 序盤は苦しいピッチングが続き、先発ローテ落ちの危険性も浮上していた前田だが、指揮官の信頼も確実に取り戻している。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5/12(金) 7:13
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