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《ブラジル》特撮アニメ文化の伝道師、江頭さん=日本のTVヒーロー伝える=ブラジル漫画協会が講演会を開催

5/12(金) 7:14配信

ニッケイ新聞

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」12日付)


 ブラジル漫画協会(Abrademi、佐藤フランシスコ紀行会長)が先月30日午後、江頭俊彦さん(60、佐賀県)の講演会『ブラジルで日本のテレビヒーロー』をサンパウロ市の三重県人会館で行った。江頭さんは「ジャスピオン」や「チェンジマン」などの日本のTVヒーロー番組やアニメの配給会社を設立し、当地で流行らせた「特撮アニメ文化の伝道師」だ。講演では、ブラジルへの移民からTVヒーロー番組放送の経緯について語り、会場に集まった約110人のファンらは熱心に耳を傾けた。


 江頭さんは1958年、2歳で家族に連れられ、サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市に移った。同市で大学の経営学を1980年に卒業し、佐賀県人会の県費留学生として訪日。留学終了後は、日本で家電量販店「ベスト電器」で研修生として一年働いた。

 江頭さんは研修中、ビデオデッキの販売から配達、取り付けまでを行った。1982年に日本のテレビ番組を録画した18本のビデオを持ち帰った。江頭さんは当時、会社を開けるための資金としてビデオ販売を考えていたが、友人に相談した際「レンタルの方が儲かる」とグロリア街にレンタルビデオ店「ゴールデン・フォックス・ビデオ」を開けた。

 日本のTVヒーローシリーズを借りに来るブラジル人の子どもたちを見て、「他のレンタルビデオ店にも卸したらさらに人気になるのでは」と思いついた。江頭さんは1988年頃、東映株式会社と著作権契約を結び他店舗へのTVヒーローのビデオを卸し始めた。

 予想通り人気の商品となり、「テレビにも流そう」と思い立ち、さっそく当時のマンシェッテTV局と契約を結びヒーローシリーズの放送を始めた。TVヒーロー番組の配給会社エベレスト・ビデオを設立。おもちゃの販売やヒーローショーもはじめ、番組放送開始から3カ月後にはサーカス団をつくりヒーローショーを行った。「ミナス州で開催したヒーローショーでは1万4千人が集まった」という。

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最終更新:5/12(金) 8:18
ニッケイ新聞