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「売れるロボ」の条件は? 大阪工大がビッグデータ収集プロジェクト

日刊工業新聞電子版 5/12(金) 11:20配信

デザイン・操作性など、1年間かけて反応調査

 大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター(RDC)は、製品化されたサービスロボットについてニーズや利用者の反応に関するビッグデータの収集プロジェクトを6月めどに始める。梅田キャンパス(大阪市北区)1階のロボット6台がある展示スペースを体験スペースとして整備。ロボットは随時入れ替え、消費者の反応データを約1年間かけて蓄積する。売れるロボットの実現に向けた活用を目指す。

 ビッグデータの収集プロジェクトの背景についてRDCの本田幸夫センター長は「サービスロボットは技術的に製作ができても、消費者の購入につながらないのが課題」と指摘する。このため、ビッグデータで外観や快適性、操作性など製品化されたロボットの購入意欲につながる条件を探っていく。

 体験スペースでは介護支援や外出支援などを行うサービスロボットや、ロボット技術を利用した空間モデルも設置する。大阪工大の学生や一般消費者に多様なサービスロボットを体験してもらい、意見や反応を集める。

 4月に開設した梅田キャンパスの立地を生かし、学生だけでなく周辺の買い物客や観光客らも呼び込み、幅広い年代や国籍など多様な消費者データを集める。体験者だけでなく使用する様子を見ている人の反応も調査する。ロボットが広く社会に受け入れられるための課題解決に取り組んでいく。

最終更新:5/12(金) 11:20

日刊工業新聞電子版