ここから本文です

「エイベックス・ベンチャーズ」仕掛け人に聞く“エンタメ特化CVC“の狙い~小室哲哉、松浦勝人らが審査員を務めたピッチレポート

5/12(金) 13:00配信

SENSORS

エンターテインメント領域に特化したCVC「エイベックス・ベンチャーズ」がついに本格始動。エイベックス・グループ代表・松浦勝人氏も自身のブログで度々ベンチャーズに言及するなど、同社の期待の高さもうかがえる。先月にはエイベックス・グループが持つさまざまな事業と幅広くコラボレーションできるスタートアップ7社による、公開プレゼン「avex Enter-Tech Pitch」を開催した。今回は当日の様子に加え、仕掛け人の一人であるエイベックス・ベンチャーズの西島英教氏にCVC立ち上げの経緯やイベントの狙いについて話をうかがった。

【画像10枚】「「エイベックス・ベンチャーズ」仕掛け人に聞く“エンタメ特化CVC“の狙い~小室哲哉、松浦勝人らが審査員を務めたピッチレポート」画像一覧

■エイベックスとのオープンイノベーションに向け、集ったスタートアップ7社による「avex Enter-Tech Pitch」

エンターテック(Entertainment × Technology)領域を中心にVR、ブロックチェーン、ファッションテック、ウェアラブルデバイス、女性起業家などバリエーション豊かな7社のスタートアップが集った「avex Enter-Tech Pitch」。

日本においてはエンタメに特化したCVCであるということも珍しいが、今回のピッチで注目したいのは各スタートアップがエイベックス・グループの持つアセット(事業、サービス、アーティストなど)を生かした協業プランを持ち込んできていることだ。また、ピッチ会場にはエイベックス・グループの社員が多数詰めかけており、単なる投資にとどまらず、社を巻き込んだオープンイノベーションを起こしていくことへの強い意識がうかがわれた。ピッチイベントでは同社代表取締役・松浦勝人氏、小室哲哉氏、塩野誠氏(経営共創基盤)が審査員を務めた。

エイベックス・ベンチャーズや今回のイベントに関しては、代表の松浦氏が自身のブログで何度か言及しているように、肝いりの企画であることがうかがえる。特に下記のブログでは、起業家としての自身のこれまでや会社の成長を振り返りながら、今後の展望、そしてエイベックス・ベンチャーズへの期待を語る。

エイベックスは、レコード会社が中心になり、著作権を管理するために音楽出版社をつくり、ライヴをやるためにライヴ運営会社をつくりというように拡大し、自前の音楽インフラを築くところまできた。

すべてはレコード会社を支えるためだった。ところが、音楽を取り巻く環境の変化に対応していくにつれ、レコード会社中心の構図から変化して、自社の音楽インフラがどんどん強く、大きくなっていった。

社長に就任して以来、どこに出口があるのかと、いつも考えてきた。

だったら、音楽インフラを開放して、骨のあるやつを見つけて、資金を支援し会社をつくらせ、新しい音楽をどんどん世に送り出してもらう。

アーティストを抱えるのではなく、投資をする。


引用:「GOETHE 5月号 素人目線より 僕が投資すべきビジネス」より

1/5ページ

最終更新:5/12(金) 13:01
SENSORS