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弾道ミサイル発射を想定 青森県むつ市が避難訓練

デーリー東北新聞社 5/12(金) 11:34配信

 青森県むつ市は11日、弾道ミサイルを想定した避難行動対応訓練を市中央公民館で行い、参加者約40人が情報伝達の流れや利用者の避難、誘導など有事の対応を確認した。市によると、ミサイルを想定した訓練は県内市町村で初めて。宮下宗一郎市長は「弾道ミサイルは経験したことのない災害。初の訓練だったが、職員を含め緊張感を持ってできた。今後、福祉施設や市内の小中学校などでも訓練を検討してもらえれば」と実施の意義を強調した。

 市は海上自衛隊基地や原子力施設を抱える。訓練は、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返している現状を踏まえ、落下する可能性がある場合の対処について住民理解を図るために実施した。

 この日は市職員や公民館利用者、福祉施設関係者らが参加。全国瞬時警報システム(Jアラート)の情報伝達を想定し、市職員が館内向けに国民保護サイレンを放送するとともに、頑丈な建物や地下に避難するようアナウンス。公民館職員は利用者を窓のない階段の踊り場などに誘導し、防火扉を閉じたり、カーテンなどの衝撃緩和措置を講じたりした。

 利用者は頭部を手などで守りながら、速やかに避難場所に移動し、施設の安全が確保されるまで待機。訓練は15分ほどで終了した。

 サークル活動で公民館を利用していた同市桜木町の古川原かつゑさん(75)は「自衛隊基地などを抱える地域だけに、北朝鮮のミサイルに関するニュースはとても気掛かり。実際に避難してみて、戦時中に爆撃機が飛来した際、山に隠れたことを思い出した」と話していた。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/12(金) 11:34

デーリー東北新聞社