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ЯeaL「綺麗ごとは絶対に書きたくない」10代最後の“集大成”

5/12(金) 11:00配信

MusicVoice

 【インタビュー】4人組ガールズバンドのЯeaL(リアル)が5月10日に、1stアルバム『19.(ナインティーン ピリオド)』をリリース。同作には、これまでのシングル曲やライブで人気の楽曲も収録。作詞作曲を手掛けるRyoko(Vo&G)は、「10代のЯeaLの集大成になった」と話す。エッジの立ったロックサウンドと、ちょっと毒っけのある歌詞が魅力の本作に託した、10代だからこそ抱える葛藤や心理についてRyokoが語った。

綺麗ごとは絶対に書きたくない

――タイトルの『19.』は、どんな意味で付けたのですか?

 最初はピリオドだけにしようと思っていたんです。ЯeaLの今までのすべての物語と言うか、今までの活動の集大成となるアルバムになれば良いなと思って。今までの終わりと、これからの始まりという意味で、ピリオドにしようと。

 でも、よく考えたら、全員が10代のうちに出すCDは、これが最後になるかもしれなくて。今19歳で、10代が終わるという意味も込めて、『19.』と付けました。

――19歳は、18歳とも20歳とも違う特別な年齢だった?

 特別な感情があったわけではないけど、単純に歳を取るのは怖いです。一人の人間としては、いろいろな経験をしたいから、早く大人になりたいんですけど、バンドとして考えたら10代ではなくなることが、すごく怖いです。

 バンドを結成した時は、14歳で作詞作曲もしていてガールズバンドだということで、すごいと言われていたんです。それが、中学生バンドから高校生バンドになって、卒業したら10代のバンドになって。20歳になったら、そういう肩書きが何もなくなってしまうんですよね。何も肩書きがない中で、バンドシーンで生き残っていかないといけない。そういう意味では、歳を取るのがすごく怖いです。

――このアルバムは、そんなRyokoさんが、作詞作曲を手掛けているわけで。10代のうちに作った、10代だからこその楽曲が詰め込まれているわけですね。

 そうですね。最近作ったのは「ナンセンス」だけで、他の曲は全部高校生の時に書いたものです。

――歌詞の部分では全体的に、自分の存在証明、切ない恋心、皮肉っぽさが散りばめられていると思いました。

 私って、けっこう性根がひねくれているので(笑)。でも、みんなもきっとそうじゃないかなと思う部分もあって。誰でも、いつでもハッピーではいられないと思うので。

 私が曲を書く時のポリシーは、綺麗ごとは絶対に書きたくないということ。辛いことはそのまま辛いと書きたいし、楽しいこともそのまま楽しいと、ちゃんと書きたい。曲では、嘘をつきたくなくて。だから、どの曲にも自分の気持ちがストレートに出ていると思います。愛って何なのかとか、自分は結局何のためにいるのかとか、重たいテーマばかりだけど、根底的なことを、「カゲロウ」とかいろんな曲で、見いだしてもらえたらいいなと思います。

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最終更新:5/12(金) 11:00
MusicVoice