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《ブラジル》〃蜜月〃の終わりは近い?=サンパウロ市長とサンパウロ州知事の間にすきま風

5/12(金) 7:42配信

ニッケイ新聞

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」12日付)



 共に民主社会党(PSDB)所属のジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事と、サンパウロ市長ジョアン・ドリア。アウキミン知事は、政治経験のないドリア氏の後ろ盾となり、市長選で後押しし当選に導いた。蜜月とも言われた両者の間に、すきま風が吹き始めたのでは? と11日付現地紙が報じた。


 きっかけは、サンパウロ市を走る2本の主要幹線道路、マルジナル・チエテとマルジナル・ピニェイロスを巡る問題だった。


 先月末、今年第1四半期のサンパウロ市内交通事故の発生件数は昨年比で56%の増加だった事が発表された。ドリア市長は就任直後の1月末に2つの幹線道路の速度制限を引き上げている。

 また8日にはアウキミン知事が、「ドリア市長は、2つの幹線道路の維持を民間会社にゆだねることを検討しているようだ」と発言した。

 いずれもドリア市長にとって快いものではなく、ドリアの側近筋は、ドリア・アウキミン間の関係悪化につながらないように画策した。

 ドリア市長は、就任直後から企業家時代のアイデア、実行力を生かしての積極的な民間委託政策などが支持されて、高い支持率を保っている。

 「PSDBから18年の大統領選に出馬するアウキミン知事の、サンパウロ市の抑え」との役回りを期待されていたドリア氏を「いっそPSDBの候補として大統領選に」との噂は知事に近い筋をいらだたせてもいる。

 アウキミン知事もドリア市長も、「関係は良好、問題は何もない」と語っているが、今月1日にサンパウロ州リベイロン・プレットで開かれた、大型農業見本市アグリショウで2人は顔を合わせなかったことが、不和の噂をかきたてている。

最終更新:5/12(金) 8:18
ニッケイ新聞