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築地市場の1カ所からベンゼン検出 小池知事「総合的に判断」

TOKYO MX 5/12(金) 20:39配信

TOKYO MX

 東京都が築地市場で行っている汚染物質の調査で、1カ所から有害物質のベンゼンが検出されたことが明らかになりました。市場問題を巡って東京都の小池知事は「総合的に判断する」として、課題の点検を進める考えを改めて強調しました。

 小池知事は12日の定例記者会見で「築地、豊洲については行政の手続きを踏んで、ロードマップの流れに沿って『市場のあり方戦略本部』もその中に組み入れて、総合的な判断にということは再三お伝えしている。幾つか手続きがあるので、それを踏まえて結論を出すということには変わりない」と述べました。

 市場問題を巡り、東京都は5月に入って築地市場の地中に含まれるヒ素やベンゼンなど23種類の有害物質の濃度を測定しました。このうち111の調査地点からガスを採取し、1カ所から有害物質のベンゼンが検出されたことが分かりました。ベンゼンが検出された場所はアスファルトで覆われ、東京都は「安全性は確保されている」と話していますが、今後はこの場所を深く掘り、汚染の実態を調べることにしています。

 豊洲市場に加えて築地市場の安心・安全も論点に浮上する事態に、市場関係者からは「ちょっと不安はある。これから(有害物質が)増えていくのは困るし、衛生面ももっとしっかりしていかなくては」「豊洲に比べればまともじゃないのか。日本の土壌で(有害物質が)出ない所はないのでは」など、さまざまな声が聞かれました。

 東京都は築地市場の土も採取した上で、重金属など土壌に残りやすい物質が含まれているかも調べていて、5月下旬に調査結果を公表する予定です。

最終更新:5/12(金) 20:39

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