ここから本文です

いま最も人気のモータースポーツ「スーパーGT」ってどんなレース?

5/12(金) 16:01配信

オートックワン

いま日本で最も人気のあるレースが「スーパーGT」。このコラムでは、その魅力についてわかりやすく迫って行こう。

述べ9万2100人がサーキットに詰めかけ大盛況のスーパーGT第2戦

スーパーGTの起源は、1993年に開催された「全日本GT選手権レース」。これが翌年「全日本GT選手権」に名称変更されて(JGTC)、2005年から現在の「SUPER GT」となった。つまり黎明期から数えると、24年も続いている超・超・長寿カテゴリーなのだ。

それまで日本で最も人気があったレースは、「全日本ツーリングカー選手権」。これは'85年~'93年まで開催されたレースで、FIA(国際自動車連盟)が定めたグループA規定に則り排気量別の3クラスで開催された。

そのトップカテゴリー「ディビジョン1」で一時代を築き上げたのは、あの“R32”日産スカイラインGT-R。それまで無敵を誇っていたフォード・シェラを打ち破り、同世代のライバルであるトヨタ・スープラをものともせず破竹の快進撃を続けた伝説は、レースファンならずとも聞いたことがあるはずだ。

そしてディビジョン2は直列4気筒時代のBMW M3が席巻し、ディビジョン3では「シビック VS カローラ」の名勝負が繰り広げられた。

グループAが人気だった理由は、「連続する12ヶ月に2500台以上生産された4シーター以上の車両」でなくては参加できない、という規則があったから。改造範囲もグループB規定より狭かったから、レースカーも市販車の面影が強かった。簡単にいうと「みんなが買えるクルマ」が激しく闘ったことで盛り上がったのだ。

そんなグループAが衰退したのは、前述の通りグループAレースを睨んで開発されたGT-Rが強すぎたことがひとつ。「そんな市販車、ウチでは作れません!」と各メーカーはドン引きしたわけである。 またヨーロッパでは自然吸気の2リッターエンジンを搭載する4ドアセダンのレースへと移行。バブル経済が弾けた日本でも、費用の掛かりすぎるグループAからニューツーリングへと流れが移り、'94年からこれを「全日本ツーリングカー選手権」(JTCC)として踏襲したのだが…。「これならウチでも勝てる!」と踏んだ各メーカーでの開発競争が激化して、やっぱりこれも'98年に消滅してしまった。

そんなとき、ジミ~に始まったのが、全日本GT選手権だった。 始まったばかりのGT選手権は「グループAマシンのお古」と「チューニングショップが作ったレーシングカー」が走るような、まだまだノンビリとした一面を持っていた。 しかし500psを発揮するマシンを「GT1」、300psを発揮するマシンを「GT2」として、年を追うごとに各メーカーとプライベーターが、徐々に参戦するようになり、トップカテゴリーへと成長したのである。そしてこれが現在の「GT500」クラスと「GT300クラス」の源流となっている。

1/2ページ

最終更新:5/12(金) 16:01
オートックワン