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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」=ポルト・ヴェーリョとパウマス(24)新しい町だがもう厳しい競争

ニッケイ新聞 5/12(金) 8:04配信

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」12日付)



 ガイドに「なぜ1985年から急に独立が進んだのか?」と尋ねると、「軍事政権中は、そんな動きはご法度に決まっている。誰も言い出せなかった。でも、85年に民政移管になり、急に活性化したんだ」という。

 軍事政権という重石が外れたとたん、もともと独立機運が強く、しかも国道開通で「体力」を付け始めていた地域が、勢いで名乗りを上げたという構図のようだ。

 だから、軍事政権に対抗する形で、PSDBが地盤を気づいた。ただし現在の州知事はPMDBだ。


 ガイドに「よく短期間にこんなに人口が増えたね」と感心してみせると、「とんでもない。計画上では100万人都市なんだ。それだけ受け入れる前提で、都市設計をしている。だから、今の人口じゃガラガラさ」という。

 おもえばブラジリアは当初「2000年時に50万人」の計画だったが、実際には250万人に急成長した。それにしても辺境の州都で最初から100万人構想とは稀有壮大だ。

     ☆


 リオ市から参加した川村勝さん(80、二世)は、「僕は旅行が趣味で、CVCとかブラジルの旅行社を使って国内外100カ所以上も行った。日本人と旅行すること自体、ほとんどなかった。でも故郷巡りは普通行かないような場所ばかり行くので、楽しみにしている。今回もそう。ロンドニアもパウマスも初めて、とても面白い」と感心していた。

 
 一行は、トカンチンス川の中州に船で行き、一部の人が上陸、水浴を楽しんだ。真っ先に泳いだ足立有基さん(ありもと、76、岐阜県)=グアルーリョス在住=は「水がぬるい」との感想。中村伯毅さん(ひろき、82、二世)が泳いでいる様子をほほ笑みながら見ていた妻の伯子さん(のりこ、78、二世)は「主人は80歳で水泳をおぼえた。それからどこに行っても泳ぐのよ」と笑った。

 田鎖満さん(78、岩手県)は「シジミがいっぱいいた。日本人がこの町にいっぱい住んでいたら、きっと毎日取りに来るね」と笑った。

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最終更新:5/12(金) 8:04

ニッケイ新聞