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【ラグリパWest!】 関西学院下宿生の胃袋を守る 食堂「6Q」(ロッキュー) 松根貴宏さん

5/12(金) 11:06配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 まいどー、浪速のおっさんでーす。みんな久しぶり。ご機嫌さんでおったか?
 今日は関西学院近くにある食堂「6Q」(ロッキュー)を紹介する。ラグビー部御用達や。
 日々活動している第2フィールドの隣、スポーツセンターの入り口を左に出て、200メートルほど行った左手にある。

「死のプールと言う人は出ていってください」。笑顔でエディー節炸裂。

 この店のオーナーシェフは学生にとって神さま、仏さま、稲尾さま…。
 もとい、松根貴宏さまや。
 なんで生きてはんのに神さん扱い?
 見てみいや。メインは豚キムチ、サブは豚の生姜焼き、春雨の中華風サラダと生野菜がワンプレートに載る。おかず2品の選択は自由や。鶏、牛肉メニューもある。
 そこに味噌汁。さらにラグビー部は納豆か生卵がサービスでつく。白いごはんは食べ放題でっせ。これでなんと580円ですよ。
 ええーっ、まじっすか、よこすか。

 サブを外したメインだけなら470円。そこに最大49枚つづりのチケットを買ったら、427円まで値段は下がるで。
 まるで夢のようです。
 松根はんは少しでも安い食材を仕入れるため、隣町のアマ(尼崎)まで買い付けに走ってはるんや。

「こんな値段でやっていけまんのか?」
「しんどいっす。正直、まったくもうかりません。まあでも、学生は4年間来てくれる中で、成長していく姿を見られるのがおもしろいし、しゃべっとったら楽しいですしねえ。お金には代えらへんよろこびがありますよ」

 HOの岡部崇人君の実家は奈良の天理や。当然下宿生。ヘビーユーザーやで。
「なんでも美味しいし、ご飯は食べ放題やし、下宿生のふところにとっても優しいんですよ。ありがたいですね。僕は鶏肉が好きなんで、ねぎ塩焼きなんかをよくたのみます」
 彼の当たりの強さは関西指折りや。就職はトップリーグチームから内定が出とる。
 ってことは6Qは「トップリーガー養成食堂」とも言えるわなあ。

「僕のごはんで彼らの体がでけて、グラウンドに立ってくれている、と思うとうれしくって。だから、負けたら悔しいし、責任を感じてしまいます」
 松根さんは大阪府立八尾高校、京都工芸繊維大学のラグビー部OBやけど、母校よりも関学を愛してしまってはる。
 現金の持ち合わせがない学生には、皿洗いなんかでチャラにする時もある。
 どんだけええ人やねーん。

 この地に開店したのは2013年。八尾高で同期やった萩井好次はんのすすめや。
「以前は洋菓子を作って、売ってたんですが、仕事を変えてカフェをしようと思ったんです。そうしたら話が来たんです」
 当時の関学の監督やった萩井はんは言う。
「関学はラグビー部寮がないから、生活コストが高い。それを低く抑えて、さらに体作りも考えた食堂を考えてくれへんか?」
「それって、やれってことやろ? おまえに言われたら、やらなしゃーないなー。高校の時から一緒やしなあ」

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