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三菱マテリアルの新中期経営戦略、19年度経常益1000億円目指す

5/12(金) 6:02配信

鉄鋼新聞

 三菱マテリアルは11日、17年度から3カ年の中期経営戦略を公表した。全社方針に事業ポートフォリオの最適化、事業競争力の徹底追及、新製品・新事業の創出などを掲げ、最終19年度に経常利益820~1千億円(16年度実績は639億円)を目指す。設備投資は3年間で成長戦略投資が1100億円、維持更新投資が1700億円の合計2800億円を投じる計画。

 今回からは、「外部環境変化への対応」および「戦略重視の体制づくり」に対応するため、従来の財務計画主体の「中期経営計画」から成長戦略の立案・実行に重点を置いた「中期経営戦略」に名称を変更し、財務計画よりも成長戦略の実行に重点を置くこととした。また、投資計画も従来の3年間固定ではなく1年ごとに将来3年分を見直す手法を採用する。
 新中経の最終19年度の財務数値は売上高1兆6200億円~1兆8400億円(16年度は1兆3040億円)、ROA(総資産経常利益率)4・5~5%(同3・5%)、ネットDEレシオ0・7倍(同0・6倍)と試算。重点戦略としては「イノベーションによる成長の実現」、「循環型社会の構築を通じた価値の創造」、「成長投資を通じた市場プレゼンスの拡大」、「継続的な改善を通じた効率化の追求」を掲げた。
 設備投資は営業キャッシュ・フローおよび資産売却収入を源泉として3年間で2800億円を計画するが、これ以外にも成長のための優良な大型投資案件があればネットDEレシオ1・0倍以下の範囲内で積極的に実施する方針。投資額の比率ではセメントが22%、金属が33%、加工が21%、アルミが8%などと想定した。
 「事業ポートフォリオの最適化」では、安定成長事業」、「成長促進事業」、「収益改善事業」の3カテゴリーに分け、各事業の特性に適した方向性を定め、事業の選択と集中を推進し資本効率の改善を図る。成長促進事業としては金属(銅加工)事業および加工事業で、周辺分野の事業展開やグローバル展開を図る。

最終更新:5/12(金) 6:02
鉄鋼新聞