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ジャガイモ9%安 九州産順調で不足感なし 東京市場

5/12(金) 7:03配信

日本農業新聞

 ジャガイモの相場が軟調だ。青果物情報センターによると、東京市場の5月上旬の1キロ価格は182円で前年を9%下回る。貯蔵物の北海道産は少ないものの、後続の九州産が順調に出回り、不足感はない。卸売会社は「今後も前年を上回る入荷が続くので、前年を下回る価格が続く」と見通す。 

 同旬の入荷量は3158トンで前年を9%上回る。このうち、北海道産は348トンで前年より29%少ない。ホクレンは「不作の影響で絶対量が少ない。切り上がり時期は前年並み」と説明する。

 一方、同旬の鹿児島産の入荷量は1999トンで前年を41%上回る。主力のJA鹿児島県経済連は「3、4月の冷え込みで生育が遅れ、出荷時期も1週間ほどずれこんだものの、大玉傾向で品質も良く、収量は平年並み」と話す。出荷は来週でほぼ切り上がる見込みだ。

 鹿児島の後続となる長崎産も安定した出回りだ。JA全農ながさきによると、長崎産の出荷日量は400~500トン。今週から来週にかけてピークを迎える見込みで、全農ながさきは「今年は前年以上の収量を確保できる見込みで、潤沢な出荷が6月下旬まで続く」と見通す。

 首都圏で140店舗を展開するスーパーでは、新ジャガイモとして鹿児島産1個58円(税別)で特売を仕掛ける。バイヤーは「売り場の棚はほぼ前年並みの規模。九州産の潤沢な出回りで不足感はない」とする。

 今後の相場展開について、卸売会社は「安定した入荷が続く一方、気温上昇で需要がやや減退してくることから、相場は弱もちあい」と見通す。

日本農業新聞

最終更新:5/12(金) 7:03
日本農業新聞