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危険ドラッグの対価に…「ビットコイン」の匿名性と透明性は表裏一体

ホウドウキョク 5/12(金) 20:00配信

インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」を対価として、危険ドラッグを全国の客に密売していた18歳の少年らが、麻薬取締部に逮捕・起訴されていたことがFNNの取材でわかりました。今年1月、当時18歳の少年は、30歳代・40歳代の男らとともに、危険ドラッグの液体22ミリリットルのほか、粉末や植物片36グラムを所持していた疑いで逮捕され、その後検察に起訴されています。

この密売グループは、18歳の少年が主導的立場にあったとみられ、インターネットで客を募り、危険ドラッグの対価として仮想通貨ビットコインで客に支払いを行わせ、約3500万円分を売り上げていたということです。少年は、密売を手伝わせていた男らの報酬もビットコインで支払っていたほか、ビットコイン取引を追跡しにくくする方法をとっていたということです。

麻薬取締部によると、ビットコインを用いた薬物密売事件は異例だということです。

日本デジタルマネー協会理事 日本ブロックチェーン協会アドバイザー 大石哲之さんが「手段と犯罪行為は基本的には切り離して考えてほしい」としたうえで、今回のビットコインを用いた事件についての見解を語ってくれました。

大石
ビットコインはインターネットの中にあるお金の一種のようなもので、発行主体がなく、国や銀行など誰かが管理してるものではないというのが最大の特徴です。ビットコインを手に入れる方法は、日本円やドルなどの貨幣と交換する業者があって、そこで交換して手に入れるというのが基本的な方法です。

ビットコインはお金の流れの追跡が難しい?

古市憲寿
ビットコインはお金の流れの追跡が難しい?

大石
一般にはビットコインは匿名性があると言われていて、誰が使ったのか見えにくい。例えば銀行であれば管理してる人がいるので、どこからどこへ振り込んだというのがわかりやすいと思うんですけどビットコインは管理者がいないので誰がどこで使ったか実態が見えにくいというのは一つあります。

ただし別の側面がありまして、ビットコインの大きな特徴なんですが、「ブロックチェーン」というインターネット上で誰でも見られる台帳みたいなものにすべての取引が記録されています。だから、どのアドレスからどのアドレスにいついくら送ったかというのは誰でも見られるんです。

古市
透明性がすごく高いということですか?

大石
匿名性と透明性が表裏一体になってるという特徴があります。

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最終更新:5/12(金) 20:00

ホウドウキョク