ここから本文です

サワラ高品質出荷へ研究開始 青森県産業技術センター

デーリー東北新聞社 5/12(金) 12:30配信

 青森県むつ市の青森県産業技術センター下北ブランド研究所(齋藤秀樹所長)は11日、県内沿岸で近年水揚げが増加するサワラの高品質出荷に向けた新技術の研究事業に着手した。本年度は東通村尻労(しつかり)漁協所属船の協力を得て、サワラのより良い鮮度保持技術、冷凍保存方法を探るほか、寄生虫の有無などを調べる。

 研究事業は下北ブランド研究所と水産総合研究所(平内町)が共同で、来年度までの2カ年で実施する。県沿岸でのクロマグロ漁獲規制を受け、資源管理を順守しながら、サワラの水揚げ増、付加価値向上を図って新たな収入源にしてもらうのが目的だ。

 下北ブランド研究所が鮮度保持技術、水産総合研究所が漁場やマグロ用漁具の改良などをそれぞれ担当する。

 初日は下北ブランド研究所の職員3人が定置網船に乗り込み、水揚げされたばかりのサワラ18匹の提供を受け、船上で活(い)け締め処理したり、港に戻った後に脊髄部分にワイヤを通して「神経締め」と呼ばれる処置を施したりしていた。数日かけて、それぞれの処置方法に関して鮮度のデータを収集するほか、寄生虫のサンプリングなども実施する予定。

 下北ブランド研究所の角勇悦加工技術部長は「新技術につながる成果を挙げられれば」と話している。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/12(金) 12:30

デーリー東北新聞社