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あと1勝で自力優勝のチェルシー 闘将コンテの言葉から読み解く“不振脱却”の要因は?

5/12(金) 16:01配信

theWORLD(ザ・ワールド)

特筆に値するモチベーターとしての資質

今季のプレミアリーグ35試合消化時点で、2位との勝ち点差7の首位に立っているチェルシー。同クラブは日本時間で13日の早朝4時より、同リーグ第37節でウェスト・ブロムウィッチと対戦する。

同クラブを率いるアントニオ・コンテ監督はクラブ公式ホームページのコメントで、今季のこれまでの戦いぶりを振り返った。

「まずは今シーズン、決して順風満帆なスタートではなかったことを思い出してほしい。とにかく課題は山積みだった。昨シーズンの10位という結果は特定の選手だけの問題ではないよ。昨シーズンの不振から抜け出すことに必死だったし、選手やスタッフ、クラブとともにひとつずつ課題をクリアしていくことから今シーズンが始まったんだ。ここまで選手たちはよくやってくれていると思う。新しい指導者のやり方に慣れるのは簡単なことではないし、みんなのハードワークによって多くのことが変わった。感謝の気持ちでいっぱいだよ」

同リーグ第6節アーセナル戦(0-3の敗戦)の後半から採用した[3-4-2-1]の布陣が直後のリーグ戦で軌道に乗るなど、柔軟な采配が光っているコンテ監督。しかし、同監督の特筆すべき点はやはり類まれな人心掌握術だろう。第5節、第6節と連敗を喫した際に「クラブの名に胡坐をかくのではなく、ピッチ上で自分たちの実力を証明しようじゃないか」と選手たちに呼びかけたのが同監督だが、常にチーム内に正しい緊張感をもたらす同監督の姿勢がここまでは功を奏している。

また、同監督の選手のことを知り抜こうとする姿勢も見逃せない。

「監督はチームのために最適な布陣を探る仕立て屋でないといけない。(監督が)自分の考えを持つのは大事だけど、それが選手たちに理解されなければ、監督の仕事は難しくなってしまうんだ。時間をかけて選手たちのことを知ろうとする努力や働きかけが大切だと思う」

今季開幕前に同監督がクラブ公式ホームページを通じて発したコメントだが、こうした選手との対話に重きを置く姿勢が選手たちの心を動かし、昨季の不振からの脱却や今季のパフォーマンス向上に繋がっているのかもしれない。前述のウェスト・ブロムウィッチ戦で勝利を収めた段階でリーグ優勝が決まる同クラブだが、チームとしての成熟度の高さを見せつけることができるだろうか。

http://www.theworldmagazine.jp/

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