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14カ月連続判断据え置き 日銀青森支店金融経済概況

デーリー東北新聞社 5/12(金) 12:39配信

 日本銀行青森支店(山口智之支店長)は11日、同日現在の青森県内の金融経済概況を発表した。個人消費や生産動向が好調を維持していることから、県内景気について「緩やかに持ち直している」と総括し、14カ月連続で判断を据え置いた。今後の景気動向について山口支店長は、為替相場の円安基調や原油高に伴う生産コストの上昇などを注視する必要性に言及。「人手不足が景気に与える影響などについて注意して見ていきたい」との考えも示した。

 個人消費は「緩やかに持ち直している」と判断を維持した。大型小売店販売では、衣料品販売が鈍かった一方、高単価の食品が堅調に推移。家電販売は4Kテレビなどの高品質商品の動きがよく、乗用車販売はコンパクトカーなどで売り上げが伸びている。住宅投資は低金利などを背景に、持ち家や貸家の建設戸数が増えた。

 生産動向も「持ち直している」と判断を据え置き。業務用機械は医療用が堅調なほか、通信機器などの電気機械等が高水準を維持。食料品は水産物の原材料不足から横ばい圏内となっている。

 窯業・土石は、首都圏での民間工事増加に伴って緩やかな持ち直しの動き。鉄鋼は海外の建設資材向けが減少しているため低調に推移した。

 県内金融機関の実質預金残高(3月、速報値)は前年同期比1・2%増の5兆154億円、貸出残高は3・6%増の2兆9878億円。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/12(金) 12:39

デーリー東北新聞社