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【特集/熾烈なる欧州カップ戦出場権争い 1】リーグテーブルはまだまだ動く プレミア最終盤は混沌の極致へ

theWORLD(ザ・ワールド) 5/12(金) 19:01配信

優勝はチェルシーかスパーズ アーセナルはついに……

プレミアリーグの優勝争いは、チェルシーとトッテナム・ホットスパーに絞られた。ともに32試合を消化した時点で4ポイント差。12節から首位を行くチェルシーが依然としてポールポジションに立っているが、アントニオ・コンテ監督のスタイルが過度な運動量を強いるため、疲労の色がいよいよ隠せなくなってきた。

また、メンバーを固定して組織の完成度を高めた結果、主力と控えの間には戦術理解度でも大差がつき、32節のマンチェスター・ユナイテッド戦ではプレミアリーグ2試合目の先発となったクルト・ズマが連携ミスを頻発している。さらに、プロモーションビデオの撮影中に足首を痛めたティボー・クルトワ、体調不良により4月18日から二日間入院していたガリー・ケイヒルの回復具合も気がかりだ。

一方、スパーズは負傷のために戦線を離脱していたハリー・ケインとヴィクター・ワニャマが相次いで復帰し 、23節のサンダーランド戦で膝を痛めた後、3か月近くリハビリに明け暮れていたダニー・ローズも復帰 間近と伝えられている。大詰めを迎 えて万全に近い陣容が整いつつある、とみていいだろう。連携面でもチェルシーほど主力と控えの間に理解力の差はなく、アーセナル戦とユナイテッド戦を残しているとはいえ、今シーズン15勝2分無敗のホームゲームである。不安材料にはならない。

スパーズはこのまま勝ち進むかもしれない。チェルシーはポイントをロスする恐れがある。数週間前までとは様相が一変した。今シーズンのプレミアリーグは、ノースロンドンに凱歌が上がる可能性も膨らんできた。しかし、同じノースロンドンでもアーセナルは……。

4位マンチェスター・シティとは7ポイント差。まだ逆転できる範囲だが、アーセナルはモチベーションを完全に失った。アーセン・ヴ ェンゲル監督の進退、メスト・エジルとアレクシス・サンチェスの去就など、ピッチ外の雑音が悪影響を及ぼし、集中力を欠いたプレイも少なくはない。とくにアウェイゲームは2-1の勝利を収めた33節のミドルズブラ戦まで、3試合連続して3ゴールを奪われる失態も演じている。

「4位以内は難しくなった」。ヴェンゲル監督も、白旗を掲げたような発言でサポーターの怒りを買っている。ここぞというときに喝を入れるチームリーダーも見当たらない。アーセナルは17年守りつづけたチャンピオンズリーグの座を、ついに失う。覚悟した方がいい。

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最終更新:5/12(金) 19:01

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