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【特集/熾烈なる欧州カップ戦出場権争い 4】“新興勢力”が躍動するブンデスリーガ 欧州カップ戦出場権の行方は?

5/12(金) 19:01配信

theWORLD(ザ・ワールド)

史上最年少監督に率いられ、ホッフェンハイムが大躍進

ブンデスリーガは各チームが残り5試合を迎えて、積み上げられる上限が「勝点15」となっている。2位に勝点8差をつけているバイエルンの5連覇と、3位に勝点7差をつけているRBライプツィヒの2位は“当確”を出していいだろう。

ラルフ・ハーゼンヒュットルが率いるRBライプツィヒは23節アウクスブルク戦に引き分け、24節ヴォルフスブルク戦、25節ブレーメン戦に連敗したときは勢いが下降するのではと懸念されたが、その後に4連勝して持ち直している。3位ホッフェンハイムも好調だが、現在のチーム状況、残り対戦相手を考えると順位変動があるとは考えられない。

その3位ホッフェンハイムは4位ドルトムントと勝点1差で熾烈な順位争いをしている。3位だとUCL本大会からの出場になるが、4位だとプレイオフを戦わなければならない。なにかと話題のブンデスリーガ史上最年少監督、29歳のユリアン・ナーゲルスマンが指揮を執るホッフェンハイムは、RBライプツィヒとともに今シーズンのブンデスリーガに旋風を巻き起こしたチームで、ここまでの躍進は予想されていなかった。

ナーゲルスマンはアウクスブルクの下部チームに所属していた20歳のときに膝の負傷で現役を引退しているが、このとき監督を務めていたのがトーマス・トゥヘルだった。出会いとは不思議なもので、トゥヘルは自身も膝の負傷のため24歳で引退しており、若くして引退したナーゲルスマンを対戦相手のスカウティング担当に任命した。これがキッカケとなって指導者の道へ進んだナーゲルスマンは、「トゥヘルの存在は私のキャリア選択に大きな影響を与えた」と後に回顧している。

トゥヘルと同じく既存の考え方にとらわれないナーゲルスマンは状況に応じて戦術やシステムを変えることができる柔軟性があるチームを作り上げた。開幕から4試合連続で引き分けるなどシーズン序盤は競り勝つことができず、前半戦は6勝10分けと引き分けが多かった(無敗だったが!)。しかし、後半戦になって勝負強さを発揮するようになり、27節バイエルン戦にもアンドレイ・クラマリッチが奪った1点を守りきって1-0で勝利している。

ホッフェンハイムの残り試合のなかには、ドルトムントとのアウェイゲームがある(32節)。UCLに本大会から出場できる3位をキープしてシーズンを終えるのか、プレイオフからとなる4位に順位を下げるのか──。直接対決の結果が両者の順位を決定するだろう。

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