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【MLB】DL前田健太の軽症主張…ドジャース監督が10日間DL利用の新起用法を示唆

5/12(金) 17:04配信

Full-Count

前田は次回先発予定に投げられたか…「おそくら投げられるだろう」

 ドジャースは11日(日本時間12日)、前田健太投手を左太もも裏の張りで10日間の故障者リスト(DL)に入れたと発表した。この日のロッキーズ戦で先発した韓国人左腕リュ・ヒョンジンをDLから戦列復帰させるために枠を空ける必要があったが、前田とリュが入れ替わる形になった。日本人右腕がDL入りするほどの怪我を負っていたのか疑問の声が上がる中、ロバーツ監督は選手がより健康な状態でシーズンを送れるように、選手層の厚さなど状況が許す限り、今季から適用された新たな10日間DLを積極活用する姿勢を見せた。

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 10日(同11日)の本拠地ロッキーズ戦に先発した前田は、メジャー移籍後最長となる8回1/3を投げて2失点の快投を披露した。その活躍から一夜明けてのDL入り発表。何の問題もなく登板していたかに見えただけに、いつ怪我をしたのか首をひねる向きも多かった。球団公式サイトによれば、ロバーツ監督は「実は数週前に太もも裏に違和感を感じていた。DL入りの話も合ったが、(前田自身が)先発できるということだったので、投げさせたらいい投球をしてくれた」と明かし、前日の試合中に負った怪我ではないことを明かしたという。さらに、怪我の状態について「ケンタは次回先発予定試合に投げられるか? おそらく投げられるだろう」と話し、場合によってはDL入りしなかった可能性にも触れたそうだ。

選手層の厚さと10日間DLの相乗効果

 では、なぜDLしたのか。それにはチーム事情と今季から採用されている10日間DLの存在が関わっているという。今季の開幕からドジャースは7人の先発投手を起用し、前田はDL入りする4人目の投手。この日戦列復帰したリュ(左臀部の打撲)、10日にマイナーでリハビリ登板したヒル(左中指のマメ)、そして8日には左肩の痛みでマッカーシーがDL入りしている。ヒルも復帰間近と言われ、先発ローテ5枠を超える人数の投手がメジャーで投げられる状態にある。つまり、長いシーズンを見越した場合、少しでも身体に異変を感じたり、状態が上がらない投手がいれば、無理に起用せずに100パーセントだと感じるまで“休ませる”余裕があるというわけだ。

 また、昨季まで15日間だったDL期間が10日間に短縮されたことも大きな要因だ。従来の15日間DLの場合、先発投手は少なくとも2度先発予定を飛ばさなければならなかった。だが、10日間だと先発予定を1回飛ばせば戦列復帰できるため、より“手軽”に使える制度となった。大怪我や重症に至る前に対処できるため、選手の健康状態を保ちやすい環境になったとも言えるだろう。

 この2点を踏まえ、ロバーツ監督は「今のように選手層が厚ければ、1人1人の負担を減らして、9月中もバテずに過ごせるように配慮するだろう」と話し、今まではDL入りさせなかった怪我や状態でもDLを積極活用するとしたそうだ。

 10日間DLの出現で、ドジャースに限らずメジャー全体として、選手起用のスタイルが変化していくのかもしれない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5/12(金) 17:21
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