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中高生に選挙PR 小田原市選管、低投票率底上げ狙う

5/12(金) 14:57配信

カナロコ by 神奈川新聞

 小田原市選挙管理委員会が、中高生への啓発活動に力を入れる。出前講座や模擬投票などを通じ、選挙権が与えられる前から政治や選挙に関心を持ってもらい、低迷する投票率の底上げを図るのが狙いだ。

 選挙権年齢の引き下げで、これまで以上に若年層に重点を置いた事業を拡充する必要があるとし、市選管は初めて「選挙啓発実施計画書」を作成した。

 選挙の重要性や投票の仕方などを教える出前講座の対象を中高生にまで広げ、内容も学生が理解しやすいものに見直す。新たに有権者になる市民に配っていたリーフレットを、今後は18歳以下にも配布する。

 このほか、市立の全中学校の生徒会選挙で実際の選挙で使う記載台や投票箱などを用いてもらえるよう働き掛け、高校生には政治や選挙で知りたいことを尋ねるアンケートを行う。

 市選管事務局によると、市の投票率は昭和50年代前半をピークに低下し、近年は国政選挙で55%程度、市長選や市議選で50%程度で推移している。担当者は「初めての経験で18、19歳の半数が投票するが、20歳以上になると3割まで落ち込んでしまう」と説明。「学生時代から政治や選挙への関心を高めることで、その落ち込みを何とか食い止めたい」としている。