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自然の中で伸び伸び 「森のようちえん」始まる

紀伊民報 5/12(金) 17:00配信

 自然の中で子どもの自主性や感性を育む野外保育「森のようちえん」の取り組みが、和歌山県田辺市中辺路町で始まった。自身も3歳の子どもがいる代表の中辺路町温川、石山可絵さん(33)は「公園や遊具がなくても、子どもたちは自然の中から自分で面白いものを見つけてくる。親も子どもと一緒に成長し合える場にしたい」と話している。

 「森のようちえん」は、自然の中で、できるだけ大人が干渉せずに子どもたちの自主性に委ねて見守る野外保育の総称。北欧で始まった取り組みで、全国に広がっている。

 中辺路町では石山さんが自主保育サークル「森と畑のようちえん わのうた」を設立し、4月からスタートした。田辺市や白浜町から7組の親子が参加し、毎週月曜に中辺路町温川を主な拠点として活動。町内の森や畑、里山、川といった自然を舞台に子どもたちは伸び伸びと遊び、それを親たちで見守っている。

 参加する大人は、子どもの身に危険が迫っている場合を除き、極力手を出さない。「危ない、汚い、駄目、早くして」といった言葉もなるべく言わないように心掛けている。

 8日は温川地区を散歩し、神社やオープンガーデンなどで遊んだ。子どもたちは水場でどろんこになってカエルを捕まえたり、カラスノエンドウで笛を作ったり。自分より小さな子にカエルを渡してあげたり「そこ危ないよ」と注意したりといった姿もあった。

最終更新:5/12(金) 17:00

紀伊民報