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商店街の「まちゼミ」定着 田辺市、顧客開拓効果も

紀伊民報 5/12(金) 17:00配信

 商店主らがプロの知識や技を来店者に教える「まちゼミ」が、和歌山県田辺市で定着してきた。商店が受講者とのコミュニケーションを通じて店のファンを増やし、商店街の活性化につなげる試み。商店、受講生ともリピーターが多く、顧客の開拓につながり始めている。

 「まちゼミ」は2003年に愛知県岡崎市で始まり、現在全国270地域で展開されている。田辺版の「まなべる」は11年11月の開始以来、今年2月までに10回開催した。参加店は毎回30店前後。約1カ月の開催期間中、250~300人程度が受講している。

 第10回に参加した31店中、26店は参加2回目以上の「リピーター」だった。実行委員会事務局が田辺商工会議所となった第2回以降、すべて参加している店も10店ある。

 第10回の受講者を対象にしたアンケート(回答280人)によると、受講2回目以上が52・8%を占めた。6回以上も3・9%いる。講座について、97・9%が「大満足」または「満足」と評価した。

 これまで行ったことがない店の講座を受講した人は56・1%。ゼミが店の認知度を高めるきっかけになっている。参加店からは「受講1カ月後にプレゼント用商品を買いに来てくれた」「受講4人中、2人が後日来店してくれた」などの声があり、顧客開拓につながる事例も増えている。

最終更新:5/12(金) 17:00

紀伊民報