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米当局の利上げ回数見込み、市場は過小評価-テマセク傘下の運用会社

5/12(金) 23:47配信

Bloomberg

向こう1年間に米金融当局が利上げする回数を市場は過小評価しているため、米国債利回りは上昇する見通しだ。シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングス傘下の資産運用会社、フラ-トン・ファンド・マネジメントがこうした見方を示した。

フラ-トンで債券担当シニアバイスプレジデントを務めるオング・グアト・チェン氏は、米当局の年内の利上げをあと2回と予想。だが先物市場のトレーダーが見込んでいるのはあと1回だけだと指摘した。

オング氏は今週行われたインタビューで「米連邦公開市場委員会(FOMC)のガイダンスや堅調な経済指標にもかかわらず、市場が織り込む長期金利の上昇軌道は緩やか過ぎる」と述べ、「トランプ政権が提案する減税やインフラ支出増加で米国の経済成長は加速し、当局により急ピッチな利上げを促す可能性がある」と続けた。

同氏の見通しによると、米10年債利回りの年内の取引レンジは2.20-2.60%。同利回りは4月18日に5カ月ぶりの水準となる2.16%に低下したが、ロンドン時間12日午前6時2分現在では2.38%で取引された。

米当局の政策の先行きについてオング氏は「利上げと量的緩和(QE)縮小の両方を伴い、緩やかに政策正常化を進める公算が大きい。QE縮小は今年末近くになってようやく実施されるとみている」との見方を示し、「さらに言えば、当局は償還元本の再投資を完全にやめるのではなく、再投資を一部継続する可能性が高い」と予測した。

原題:Temasek’s Fullerton Says Traders Mispricing Fed Rate Hikes (1)(抜粋)

Netty Idayu Ismail

最終更新:5/12(金) 23:47
Bloomberg