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学校米で国際大会挑戦 来年閉校の七尾・徳田小

5/12(金) 2:12配信

北國新聞社

 七尾市徳田小は今年、学校田で育てた米を「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」に出品する。新設される朝日小への統合を来年4月に控え、今年で最後となる米作りでコンクールに挑戦し、かけがえのない思い出をつくる。昨年、米のコンテストで四つの賞を受けた同市八田町の農業石井昌嘉さん(62)らが協力し、県が開発した水稲の新品種「ひゃくまん穀(ごく)」を育てて、上位入賞を目指す。

 徳田小では1997年から、児童に食のありがたさを学んでもらおうと校舎裏にある室塚義明さん(63)の水田を借りて学校田にし、田植えと稲刈り体験を続けてきた。今年は、米・食味鑑定士協会(大阪市)などが主催するコンクールに出品する。

 「助っ人」となる石井さんは徳田小OBで、昨年12月に同会が開催した「すし米コンテスト」で最高賞と次点の大賞を受賞した。七尾東雲高とも共同で米作りに取り組み、「あなたが選ぶ日本一おいしいお米コンテスト」「全国農業高校お米甲子園」でも最高賞を受賞した実績を持つ。

 七尾市のJA能登わかばなども、有機肥料や苗の提供などを通じて、児童の米作りを応援する。

 11日には、学校田で田植えが行われた。5年生と3年生、同市のあさひ保育園、認定こども園ひまわり園児計92人は、室塚さんから苗を植えるこつを聞き、5年生が田んぼに入って苗を植え、3年生と園児は苗を運ぶなどの作業に当たった。

 初めて田植えをした香川廉斗くんは「自分たちの植えたお米が、金賞に入ってくれたらうれしい」と泥だらけで笑顔を見せた。石井さんは「自分もお世話になった母校の節目なので恩返しをしたい」、室塚さんは「コンクールで良い思い出を作って、食の大切さを心に刻んでほしい」とそれぞれ話した。

北國新聞社

最終更新:5/12(金) 2:37
北國新聞社