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北陸銀2期ぶり本業益減 最終利益は増加

北國新聞社 5/12(金) 2:07配信

 北陸銀行の単体は9期連続の減収で、本業のもうけを示すコア業務純益、経常益はともに2期ぶりの減少となった。超低金利による貸出金利息収入の落ち込みに加え、保険や投資信託の販売が伸び悩んだ。法人税負担の減少で最終利益は2期連続で増加した。庵栄伸頭取(ほくほくフィナンシャルグループ社長)は「事業性評価や目利きを丁寧に進めていくことが低金利下で生き残る最善の策だ」と述べた。

 資金利益は前期比6億円減の628億円、手数料収入などの役務取引等利益は15億円減の90億円となった。有価証券関係損益では外債で売却損が出たが、株式では利益を計上した。与信費用は6億円の戻入益があった。貸出金利回りは全行で1・10%に低下した。

 貸出金残高は4兆4676億円となり、前期末比で841億円増加した。中小企業向けの事業性融資や個人ローン、地方公共団体向けがともに伸びた。預金残高は1257億円増の6兆2433億円だった。

 有価証券は、国債の新規購入を控えて外国証券や投資信託の運用を強化した結果、残高が前期末より1137億円多い1兆4576億円となった。評価損益は米金利の上昇で価格が下落した外債を中心に債券の含み益が減少し、全体で35億円減の870億円となった。

 金融再生法ベースの不良債権額は85億円減の891億円に減り、不良債権比率は1・96%に改善した。自己資本比率は劣後ローン175億円を返済したことで昨年3月末時点の9・78%から8・74%に低下した。

 18年3月期は本業益、経常益、最終益とも減少を見込む。

北國新聞社

最終更新:5/12(金) 2:32

北國新聞社